■ 受験勉強は早めに
受験を経験した生徒の中には、「早めに受験勉強を始めた方が良い」と言う場合があります。また、「早めに受験勉強を始めればどの学校にも行ける」と言う生徒もいます。これは、受験勉強を本気で取り組んだからこそ言える言葉になります。なぜなら、本気で受験勉強に取り組んでると想像以上に学力が伸びることが実感できるからです。その一方で、たとえ学力が上がっていることが実感できても時間的に間に合うかどうかになります。特に、大学入試では学力が伸びれば上位大学に切り替えていくため、余裕がない場合が多い。そのため、志望校に合格できた生徒も志望校に残念ながら不合格になった生徒も「早めに勉強を始めていればもっと楽にいけた」と感じます。時間的に余裕があるほど苦手科目を失くしたり、問題演習の量が異なってきます。そのため、志望校に合格できた生徒も決して余裕があるわけではなかったため、早めの勉強が大事と考えるでしょう。
問題となるのは、生徒自身(*これから受験する生徒)が受験勉強を甘く見ている点です。早めに勉強を始めた方が良いにもかかわらず、根拠のない余裕がある点です。これが過去問で合格点を超えているのなら理解できますが、模試ですらDやE判定の段階でも何とかなると考えてしまう点です。もちろん、今まで遊んでいた時間や携帯を使用していた時間などの余暇が勉強時間に削られるのは嫌なのはわかります。ただ、「早めに受験勉強を始めた方が良かった」と悔しがっていた姿を見た側からすれば、受験勉強を早めにすることを促したくなります。
実際には、「生徒が目指している学校」「現状の学力」「受験科目」「大学受験か高校受験か」など事情は大きく異なります。ただ、早めに受験勉強を始めた方が合格率は上がることは間違いないでしょう。そして、どれくらい何を取り組むかが大事になります。もちろん、受験勉強を始めるのが時期が遅い生徒であっても短期間で一気に学力を上げることもあります。それらの生徒は「いつから来れますか?」の質問に「今日からできます」「明日から行きます」としっかり現状を理解して受験勉強を取り組む意思がある場合です。
大学受験も高校受験も人生の大きな分岐点になります。あとで後悔がないように早めから取り組みましょう。

