出版社 | 河合出版 |
価 格 | 996円(税込) |
難易度 | 共通テスト・日東駒専・産近甲龍レベル |
目 的 | パラグラフリーディングの見直し |
期 間 | 3ヵ月~6ヵ月 |
パラグラフリーディングの基本を学ぶ教材である。パラグラフリーディングは長文読解に必要ような英文の流れを読み解く方法である。本書は『データーベース3000(DateBase3000)』程度の語彙力がれば十分対応できる。英文法に関しても『スクランブル英文法・語法basic』程度の文法力で十分対応できる。
![]() | 英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー(1) 読み方・解き方編 価格:996円 |
本書は、問題を解いて解説で確認する参考書ではなく、パラグラフリーディングの基本的な内容を解説した参考書である。難関大学では800字程度の長文が出題されるため、1文1文を訳す力とは別に全体を通して流れを読み解く力が必要となる。その力がパラグラフリーディングである。
難関大学では英単語の意味を文脈から判断する能力が求められており、直訳では本文を理解できないことが多い。その場合でも、パラグラフリーディングの能力があれば文章を読めることが多い。
そのため、本書はパラグラフリーディングを学ぶことに特化した参考書と考えた方が良い。
本書を読んだところで、頭の中で因果関係や逆説などが理解しても、実際の英文の中で見つけることができない場合が多い。そのため、メイン教材としてではなくサブ教材として活用しながら1つ1つを理解していく方が良い。
英文を読む際に、何も印をつけなかったり、何か重要そうなところだけ印をつけて読む受験生がいるが辞めた方が良い。受験勉強の最初の段階から、何に対して印をつけるかを決めておいて解く方が良いだろう。特に、パラグラフリーディングを学ぶ内容は、印をつけるべき内容が多い。
教師の中にはパラグラフリーディングを重視しすぎて、英語長文読解などを軽視する傾向がある。ただ、パラグラフリーディングの基本は、現代文で学習している内容が同じ場合が多い。そのため、「逆説がきたら前後で内容が逆になる」など知っている受験生も多いと思う。そのためサブ教材として使えば効果的であるし、必要な個所と不必要な箇所で強弱をつけて読む力をつけよう。
本書を全て新鮮に感じて読んでいる受験生は、英語より現代文の学習をした方が良いかもしれない。(または、語彙不足によって理解できていない場合も多い)
本書で書いている内容自体は良い内容を書いているため、サブ教材として少しづつ確認していくように使用した方が良い。私自身も、本書は長文読解で要約が苦手な受験生に英文の流れを理解させるために復習・再確認として使用している。
随時更新していきます。受験勉強の参考になれば幸いです。