出版社 | 旺文社 |
価 格 | 1,496円(税込) |
難易度 | 共通テスト~難関大学レベル |
目 的 | 難関大学の精読に対応 |
期 間 | 6ヵ月~12ヵ月 |
![]() | 価格:1,496円 |
英文法をテーマごとに分かれた文章で長文精読の基本が学べる参考書。共通テストレベルからMARCH・関関同立レベルまでの長文を読むために精読力を身につけられる。
本書のページ構成は見開きで完結する作りになっており、2~5行程度の本文に対して、単語チェック・英文分析が掲載されており非常に見易い参考書である。一方で、内容自体は非常に濃い参考書のため、文法力がない受験生が取り組んでも効果的な学習にならない可能性がある。
本書の目的は単に訳ができることを求めているのではなく、難関大学・国公立大学に必要な精読する力を求めている。そのため、文構図をしっかりと理解して取り組まないと効果が半減すると言える。
見やすい参考書であるが、ある程度の力がない受験生にとっては理解したつもりで終わる可能性がある。実際、解説を読んで終わる受験生も多く(その場では理解したつもりになっている)、長文演習をしていると学んだはずの内容で間違える場合が多い。そのため、本書は何回もやりこんで、何回も解説を見て知識を定着させて初めて効果が生まれる参考書である。
参考書のレビューなど確認すると高評価が並んでいるが…果たして、どれくらいの受験生が仕上げているかは疑問である。それぐらい、やりこみ要素が強い参考書である。
本書は、精読に必要な知識を身につける参考書であるため、やはり実際に使えるかどうかは長文読解を実践することで確かめていきたい。その際に、600字~800字程度の長文読解を取り組みながら本書を進めることで、実践的な力を身につけることができる。
精読に集中したいため、語彙力は必ず仕上げておく方が良い。
精読が苦手な受験生に対して、長文演習の解説後に10分程度で数題の問題を訳させて解説をする。英文分析をより砕いた形で解説をしながら1回目の理解をさせて、宿題で再び解説を見るように伝える。そして、次の日以降に長文演習時に学んだ内容が出題されたときに知識の定着を確認する。こうすることで、負担なく学力を伸ばせる。