出版社 | アルク |
価 格 | 1540円(税込) |
難易度 | 高校生1年生~高校2年生レベル |
ページ数 | 314ページ |
掲載されている語彙力は中堅私大・共通テスト基礎レベルのため、本書一冊で入試に対応することはできない。そのため難易度的には『データーベース3000』の中学生範囲が掲載されていない程度の内容でコンパクトにまとめられているる。
![]() | [音声DL付]夢をかなえる英単語 新ユメタン1 大学合格必須レベル【電子書籍】[ 木村 達哉 ] 価格:1,320円 |
本書は、1日目「単語の実力チェック」→2日目「単語を書いて覚える」→3日目「単語のクイックレスポンス」→4日目「フレーズの実力チェック」→5日目「フレーズを書いて覚える」→6日目「フレーズのクイックレスポンス」→7日目「単語のフレーズの最終チェック」で取り組むべきだと本書やHPでも紹介されており100個単位で学習をしていく。この方式で学習できる受験生にとっては良書といえる。
ただ、偏差値50未満の高校生にとって、2日目を乗り越えることは難しいだろう。経験から言えば、1時間や2時間では終わらないだろう。ただ、時間がかかるが木村達哉(キムタツ)方式で学習すれば学力が伸びるのは確かである。
本書は100個単位に単語がまとまっており、合計1000個の単語を覚えることができる。そのため、勉強慣れしていない受験生にとって学習のペースをつかみやすい単語帳である。高校1年生であれば100個単位、高校2年生であれば200個単位で学習することを勧めます。
単語ごとに発音をカタカナで書かれているため、発音の仕方がわからない場合やCDを活用してリスニング対策をしたい受験生にとって効果的な学習をすることができる。
単語長に掲載されている例文は1文ではなく1フレーズだけの場合が多い。そのため、文章として単語を学習したい受験生にとっては使いづらい単語帳になる。ただ、1つのフレーズを覚えて学習する方法を実践している場合は適している。
本書は英作文(国公立大学2次対策)を意識して取り組みたい受験生にとっては良書になる。一方で、長文読解主体(私大対策・共通テスト対策)で取り組みたい受験生では1フレーズの例文は効果が低い。
ただし、どの単語帳も例文は確認で使用するためメインではなく、例文の良し悪しで単語著の優劣は決められない。
英単語は掲載が1000個のため、中学生範囲の単語が掲載されていない。もし、中学生範囲の単語が不安なら『大学受験の参考書を評価(英語長文編)『基本英単語・熟語ターゲット1100』の学習効果』を取り組んでおこう。
一方で、本書だけでは大学入試に必要な語彙力が不足するため必ず『新ユメタン2』も取り組む必要がある。1・2を取り組んで『英単語Target1900』の1~1500の語彙力に相当すると考えてよい。また、熟語を覚えるために、『スクランブル英文法・語法basic』のイディオムを並行して進めながら最終的に『ユメジュク』か『英熟語ターゲット1000』を取り組めばよい。
通常であれば、単語帳は『データーベース3000』を勧める場合が多いが、学校で使用している場合は『ユメタン1』・『ユメタン2』を使用して大学受験に臨んでいる。そのため、使えない単語帳ではないが、優先的に使用をしていない(*長文読解を多読して学習するスタイルのため)。一方で、リスニングを重きにおいて学習する場合は有効な教材であるため、目標に応じて使用するかどうかを考えて欲しい。
随時更新していきます。受験勉強の参考になれば幸いです。