出版社 | アルク |
価 格 | 1650円(税込) |
難易度 | 共通テスト基礎レベル |
ページ数 | 169ページ |
本書は「約30秒」!(×16ユニット分)の短い文章をリスニングしていくため、中学生から始められる内容である。共通テストのリスニング対策として最初の参考書である。1つ1つ丁寧にリスニングすることで聴き取る力をつける。
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共通テストのリスニング問題が100点になり(センター試験では50点)、国公立大学受験を考えている場合はリスニング対策は必須となった。ただ、大学毎に配点は違うため、リスニング:リーディングを1:1で実施している学校は少ない。しかし、以前より確実に点数を採る必要がある。
英語学習の中で、単語を1つ1つ発音で確認していく作業があるが小学生・中学生なら効果があるが大学受験を目指すなら文章から英文を聴く力をつけよう。そのため、英文を聴くことがリスニング能力を上げる要因になる。
本書は30秒程度の英文を聴きとることで、リスニング力をつけることを目的としており、中学3年生や高校1年生から取り組める内容になっている。そのため基礎的な学力を身につける良い教材である。
本書は文法的な内容も解説しながら英文を読む力を養ってくれる。
例えば、上記は現在形か過去形かの発音の違いを理解させるための項目であるが、この様な文法上の違いを解説しながらリスニングを鍛えることができる。
文法ポイントが掲載されていることで、中学生程度の文法力があれば無理なく取り組める教材である。
リスニング力を上げようと思えば、何度もCDを聞く必要がある。実は、多くの参考書・問題集でCDが付属としてついている(*最近はアプリも多い)一方で、1度も聴かないか1回聴いて終わっている場合が多い。そうではなく、何度も音声を聞く必要がある。そして、音読が重要な鍵となる。
本書では、音読するためのページがあり、CDを聞く場合も音読する場合も学習できるつくりになっている。ただ、目標が音読×30回、CDを聴く×20回になっているが、回数は無視して自然に耳に入る、自然い¥に英文が話せる段階まで続ければよい。
リスニング学習は高校1年生から始めた方が良いが、忘れてはいけないのは長文読解や文法問題と並行してリスニング学習に取り組むことである。本書は、短時間で学習できるため隙間時間を活用して取り組める教材である。
よく受験生で失敗しがちなのが、何かを極端に取り組むことである。もちろん重点的に何かをするのは良いが、最低限のバランスは守るようにしよう。
リスニング学習と同時に長文読解を行える英文速読・リスニング対策を基本から学べる『ソクトレ150』・『ソクトレ150【標準編】』で英語の速読対策をするを活用しても良い。
リスニング対策と同時に長文読解対策(速読対策)もできるため、高校1年生程度の学力の場合は有効であるし、共通テストまでに短期間で仕上げる必要がある受験生もリスニングメインで考えれば効果的と言える。
随時更新していきます。受験勉強の参考になれば幸いです。