入試内容 | 一般選抜入試(旧一般入試)・学校選抜入試(旧公募推薦入試) |
問題数 | 大問7(合計40問) |
時間 | 60分 |
一般選抜入試と学校推薦入試の問題自体に難易度の差はない。ただ、最近は学校推薦入試(旧公募推薦入試)の方が合格最低点が上がっているため得点率の違いだけだと考えた方が良い。
入試内容 | 一般選抜型(旧一般入試) |
大問Ⅰ | 会話文(6問×2点) |
大問Ⅱ | 150字程度の長文読解(空欄補充)(6問×2点) |
大問Ⅲ | 文法問題(8問×2点) |
大問Ⅳ | 内容同一文を選ぶ(5問×2点) |
大問Ⅴ | 空欄に入る単語を選ぶ(5問×2点) |
大問Ⅵ | 語句整序問題(4問×4点) |
大問Ⅶ | 500字程度の長文読解問題(6問×3点・2問×4点) |
大問の種類が多く、文法力や語彙力を試される問題が多い。長文問題は大問Ⅱと大問Ⅶを併せても38点しかなく、文法問題の対策をしておかないといけない。
英語の目標点は75点~85点を目指すようにしよう
2人の会話中に空欄に当てはまる文章を選ぶ問題が合計6問ある(*2つの場面)。ただ、会話文自体は特色のない難易度なので会話表現を覚えておけば大丈夫である。
会話文は空欄の前後で話の受け答えを把握すれば問題は解ける。そのため、前後を注目して問題を解くようにしておけば近畿大学程度の会話文なら対応できるようになる。
約150字程度の長文に対して空欄が6個ある。空欄補充問題が苦手な受験生も多いが、近畿大学の問題は語群から選択する形式をとっており、語群が8個しかない。そのため、選択肢が絞りやすいため全ての問題に正解したい。
まず最初に、語群の単語が名詞・動詞・形容詞などで簡単に分類できることを知っておこう。注意する必要があるのが、名詞と動詞の意味がある単語・過去形か過去分詞かを把握することである。
6問ある中で紛らわしい問題は1つ程度なので、前後から把握するだけではなく、先に後ろの空欄を埋めてから考えるのも一つの手である。
典型的な文法問題が8題出題される。難易度自体は中堅私大・センター試験より難易度は高いが難関大学(近畿では関西学院大学・立命館大学)に比べれは難しい問題は少ない。そのため目安としては5問以上は正解することを目指そう。
近畿大学の英語は文法や語彙力に関する問題が多いので、文法問題に関しては多めに取り組んだ方が良い。類似問題も多いため出題された文法は必ず押さえるようにしよう。
最低限取り組むべき問題集
追加教材で完成度を高めるための問題集
上記4冊程度の英文法問題集を取り組んでおけば、ほぼ近畿大学に出題されているレベルの問題は網羅されている。
1つの文章が書かれており、それと同じ文章を選ぶ問題であり、他大学では見られない出題内容である。ただ、攻略のポイントは単純であり全問正解をしたい。
この設問に求められるのは語彙力(イディオム)の力である。この設問で間違える受験生の多くは語彙力不足により間違えているパターンが多く、その点を乗り越えれば文法力を問われる問題でも難しくはない。
ただし、時々1問程度に難し表現が出題されることもあるので、その場合は4問正解を狙いたい。
(a)の文章に単語の意味を示す文(語句)が書かれており、(b)に1文が書かれており空欄に入る語句を入れる。要は(a)の単語の意味があり、(b)の空欄に入る語句を選ぶ独特の問題である。
必要になる能力は語彙力である。そして、多くの問題で(a)の意味を含む単語は選択肢の中で2つぐらいである。そして(b)の空欄に入る単語も選択肢の中で2つぐらいである。そのため、語彙力(単語)があれば難なく解ける。実際に、多くの設問は(a)か(b)のどちらかがわかれば解ける問題が多い。そのため、大問Ⅳ・大問Ⅴで1問ミス程度にしておきたい。
典型的な並び替え問題ではあるが、近畿大学の英語で1番難易度が高いと思える。日本語訳が書かれているが、直訳してしまうと間違えてしまうことがある。そのため、日本語訳と選択肢の語句を比べて文法上にどの様な形になるかを考える必要がある。
当然だが、イディオム・構文をの単語を固めることは前提として、動詞・関係代名詞の省略・分詞関係などを注意する必要がある。特に、仮定法の扱いなどは文法問題で繰り返し取り組んでほしい。
対策に必要な文法問題集は大問Ⅲと同じ参考書を使用しておけば問題ない。ただ、時々難しい表現が出題されることもあるので最低でも2問~3問は正解する様にしよう。
500字程度の長文でパラグラフ毎の問題が6問(3点)と内容正誤問題が2つ(4点)の基本的な問題構成である。内容正誤問題も7つの英文から本文に合った内容を2つ選ぶ問題だが設問自体はパラグラフ毎に考えることができるので、本文を読む際にはパラグラフ毎に読解すれば良い。
本文内容は難しくないためパラグラフリーディングを活用して読む必要がないレベルである。語彙力は必要となるが、複雑な文章は少なく500字程度の英文を繰り返し学習していれば対応できる内容である。ただ、注意する必要があるのは、たまに1問程度はかなり細かい精読をする必要がある設問が出される場合がある。そのため、1問ミス程度で長文読解問題を解いて欲しい。
語彙力
長文問題集
近畿大学の英語で受験生が苦しむ点は大問Ⅲ(文法問題)・大問Ⅵ(語群整序問題)の2つである。それ以外の問題は比較的問題に慣れれば解くことは難しくない。そのため、近畿大学を第1志望にしている場合は文法問題は多めに解いておく必要がある(*必ず解説を読み込むこと)