出版社 | 学研プラス |
価 格 | 1870円(税込) |
難易度 | 共通テスト基礎~難関私大 |
目 的 | 英文法の基本~応用 |
期 間 | 6ヵ月~1年6ヵ月 |
![]() | 成川の深めて解ける!英文法INPUT (大学受験Nシリーズ) [ 成川博康 ] 価格:1,870円 |
英文法の参考書であり、英文法を分野別に深く理解できるように詳しく内容が書かれている。ある程度の語彙力で取り組むことが出来るため、どの学力層でも使える参考書である。問題集と並行して取り組むことで効果的な参考書である。
本書は別冊を除いても506ページもあるため、最初から学習していくには時間がかかりすぎるだけでなく、途中で挫折してしまう可能性が高い。そのため2つの考え方で使用して欲しい。
1つ目の使い方は授業内容の補足として使用すること
ある程度の高校であれば授業で文法をしっかりと教えていることが多い。そのため、授業内で学んだ内容(分野)を本書で復習することを習慣化すればよい。学校の授業では受験に出題される範囲を全て教えていない場合も多いため、本書で内容を深めていけばよい。そのため、参考書を取り組むペースは授業ペースに合わせればよいので時間がかかるが無理なく学習内容を取得することができる。
2つ目の使い方は文法問題演習時に解説がわかりにくい点だけ見直すために使う
文法問題の解説を読んでも理解できない受験生は意外に多い。最悪なのは、答えだけ覚えて解き方や周辺知識を覚えない場合である。そのため、解説の内容が腑に落ちない場合や自分自身が弱いと思う分野だけを本書で確認する方法である。そのため、全ての範囲を読まない可能性もあるが文法の辞書として手元に置く方法がある。
本書の最大の欠点は難しく見えない点である。参考書選びをする際に、敢えて難しそうな見た目を選ぶ受験生がいるが、重要なのは内容が理解しやすいかどうかである。
助動詞の内容を見てもらえば、中学生範囲の様な内容が書かれているため英文法が苦手な受験生であっても基礎から学ぶことができる。上述したように、2つの考え方で使用すれば、基礎内容を深めることもできる・知っている内容は飛ばせば良いため負担なく学習することが効果的である。
最近は、文章だけでイメージことが苦手な受験生が増えているので視覚的な点から学習することは非常に有効的な方法である。
本書は文法上のわからない範囲を確認するために使用すればよいので繰り返し使用して欲しい教材である。ただ、分厚い参考書なので学校などに持っていくことは難しいから自宅に置いて、その日にわからないことを確認するようにしよう(*こうすれば自宅学習の習慣が身につく)
言葉遣いや視覚的にも優しい雰囲気で書かれているため、文法が苦手な受験生でも本書を取り組むことができる。
ただ、注意がいるのは本書は参考書であって、入試レベルで問題を解くには問題集と併用して取り組まなくてはいけないことである。
入試まで時間がない場合は、ゆっくりと学習している時間はないが。高校2年生夏までに本書を取り組むなら、いきなり全てを覚えようとしなくても良い。
例えば、上記の内容にgive O₁O₂型の説明がされているが、同じような単語を一覧して並べている。文法が苦手な受験生は、これらを覚えることに時間がかかりすぎる(*時間をかけた割に中途半端になる)。そのため、最初は基本形だけ覚える様にしよう。
長文読解や文法問題で見直した際に、次第に覚える量が増えてくる。結果として、全てのことが覚えている状態にすることが理想である。そのため、やはり重要なことは見直しをすることである。
随時更新していきます。受験勉強の参考になれば幸いです。