出版社 | 桐原書店 |
価 格 | 1,330円 + 税 |
難易度 | 共通テスト~MARCH・関関同立 |
目 的 | 入試レベルの英文法問題対策 |
期 間 | 4ヵ月~10ヵ月 |
![]() | Next Stage英文法・語法問題4th edit 入試英語頻出ポイント218の征服 [ 瓜生豊 ] 価格:1,463円 |
定番の英文法問題集の1冊である。偏差値55程度(進研模試)から取り組める問題集であり、繰り返し取り組むことで難関大学にも対応できる英文法力を手に入れることができる。問題を解くだけでなく、解説を熟読すれば1冊を完成させれば文法問題に対応できる。
『Next Stage英文法・語法問題』は文法問題集の代表的な問題集の一つであるが、受験生がいきなり取り組んでも効果的な学習は期待できない。(*ただし、進学校の様に英文法問題を高校の授業でしっかり取り組んでいる場合は除く)理由とすれば、問題数が多いため出題パターンに慣れることはできるが英語が苦手な受験生にとって最優先に覚えるべき文法と頻出度が少ない文法の違いが解らない場合がある。そのため、本書を取り組む前に『スクランブル英文法・語法basic』か『英文法レベル別問題集3 標準編』を取り組んだ方が良い。
英文法問題集の定番で有名なのが『Next Stage英文法・語法問題』と『スクランブル英文法・語法』である。よく受験生から、どちらを購入すれば良いかと尋ねられることがあるが、結論から言えば好みである。ただ、指導する際に『スクランブル英文法・語法basic』を使用しているから、そのままランクを上げて『スクランブル英文法・語法』を使用する場合が多いが、学校で『Next Stage英文法・語法問題』を使用している場合はそちらを使用する。この点からも解る様に、2冊に難易度の大きな差はない(*どちらも一長一短がある)。重要なのは、本書を取り組む前段階の学力と本書の取り組み方である。
本書は問題数が多く、色々な出題パターンに慣れることができる。一方で、問題を解いて答えが合えば良いと安易に考えている場合が多い。もちろん、本書を何度も繰り返し解きながら全ての問題を正解する様にする必要があるが、解説に書かれている派生の内容も全て覚えていく必要あある。そのため、2~3周しただけで勉強したつもりになる受験生も多いが、何周も何周も取り組んで初めて英文法が完成することになる。そのため、『英文法・語法 良問500+4技能 空所補充編』などの類似難易度の問題で演習問題の中で解けるかどうかを確認する必要がある。