出版社 | 桐原書店 |
価 格 | 1,485円(税込み) |
難易度 | 中堅国公立大学対策 |
目 的 | 英文の精読・長文読解の応用 |
期 間 | 3ヵ月~6ヵ月 |
![]() | 大学入試 英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編 新々装版 [ 安河内 哲也 ] 価格:1,485円 |
シリーズものとして『英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編』があり、本書は1段階上のレベル2である。従来はセンター試験レベルの問題集と言っているが、難易度の設定が間違っている様に感じる。レベル1は受験生の早い段階で問題が解ける参考書にもかかわらず、レベル2(本書)は共通テスト・日東駒専・産近甲龍レベルの問題を70%程度解ける状態でないと難しく感じる。そのため使用目的は、中堅私大や共通テストを目指して使用するより、中堅国公立大学以上を目指している受験生が取り組むべき参考書である。
一方で、受験指導書中には初期に使用する参考書の中に本書が混ざっているが、恐らく余程の進学校でない限り初期の参考書でない。センター試験(共通テスト)で70%程度の得点率がある受験生でも解くのに苦労する程である。
文の構図からパラグラフ・リーディングなど長文読解に必要な解説を詳しく書かれており、この難易度の問題集では比較的珍しい。そのため英文の読み方を見直しができる参考書である。また、本文を読むだけではなく、問題を解く力が養われるので英語の総合力を高めることができる。
同様のレベルの問題集では、『合格へ導く 英語長文Rise 読解演習 3. 標準~難関編』と同じレベルの問題集なので前後に取り組んでも良い。
誰かに指導してもらいながらポイントを抑えながら学習するのが一番効果的であるが、独学で学習する際には3周は取り組む様にして欲しい。特に、文構図の理解を深めることと、国公立大学希望者は解答方法を確実に身につける様にしましょう。