英語学習で英文法から始める必要があると思い込んでいる高校生も多いが、最初に必要なのは単語力である。これは1週間目から取り組んでいるため、『データーベース3000』のLev4程度は完成したころである。そのため、今週はLev2~Lev4の中かからレベル2つづつを復習として取り組もう。lev1の単語は繰り返した結果完璧になっているはずである。そして、この学習が終わってからLev5の単語を覚えていけばよい。ただ、Lev4までの単語を覚えたなら長文の多読が可能となる。
ある程度の英単語を覚えたら英語長文に取り組む様にしよう。英語長文は難しい文法の法則が使用されていないことが多く、必要最低限の文法力があれば読解をすることができる。
そして、最後に英文法に取り組む様にしよう。ここで勘違いしてはいけないのは、英文法を軽視しているのではなく英文法の学習は学校の授業を活用すれば良い点である。学校の授業をいかに活用できるかが受験勉強の効率化になる。
英文を多読すると、まずは英文を処理する能力が向上する点である。共通テストになり英語の文字数が増加するなど早く英文を処理する必要が求められている。そのため、英文多読により処理能力を早い段階にあげることが重要である。
英文を読むことで語彙力を確認することもできる上に、学校の授業の理解度を深めることもできる。そして、英語に対する苦手意識がなくなるので学力が伸びやすいことになる。つまり、英語の学習量を増やすことができる。
学校の先生によれば、英文解釈や英文法に膨大に時間をかける場合があり長文は後回しでも良いという風潮がある。ただ、今の段階で取り組んで欲しいのは中学生~高校1年生程度の英語長文である。高校入試でさえ英語長文があるので無理な注文ではない。
英文の多読には2つの考え方を持つ。英文を早く読めるようにするのと英文を通して問題を解いていく力をつけることである。そのため、前者は『ソクトレ150』をしようして、後者は『レベル別英語長文3』を使用すればよい。
両方とも1題につき20分程度で問題が解けるので負担なく取り組むことができる。理想的には1日2題取り組む(交互に1題づつ)。その際に、長文を読むときはマーカーをつけることを忘れない。ただ、2題取り組んでも1時間程度の学習で終わるので負担は少ないが、効果はある。(余裕があれば単語を増やす)