出版社 | ブックマン社 |
価 格 | 1,320円 (税込) |
難易度 | 国公立大学・医療系・AO入試対策 |
目 的 | 小論文対策を基礎から学習 |
期 間 | 2ヵ月~4ヵ月 |
「小論文とは何か」に始まり、書き方のコツ、読解のツボ、鋭い反論・発想法まで、入試小論文に必要な全エッセンスを60例題で記されている。
小論文は国公立大学2次対策・医療系(大学・短大・専門学校)・AO入試(公募推薦)など小論文が必要な場合が多い。ただ、難易度の差が多く、採点基準がわからない受験生も多い。そのため、受験生が意識しなくてはいけないのは減点されない小論文を書くことである。この点を意識すれば自然と高得点が採れる。
本書は小論文を書くために必要な技術が細かく掲載されているため、小論文入試で「やるべきこと」と「やってはいけないこと」を学べば文章を買うことが出来る。
国公立大学を志望しており小論文が2次試にのみある場合は急いで取り組む必要はない。本書を読んでおく程度で十分である。まず大事なのは共通テストでボーダーラインを超える必要があるため、そちらの勉強を優先した方が良い。本格的に取り組むのは残り1ヵ月程度で仕上げること合出来る。
看護・医療系の場合は専門学校でも小論文が課されることが多いので、高校2年生頃から取り組んだ方が良い。この分野は志望校が変更しても必要なので早い段階から取り組みましょう。
小論文は文章を書く前に必要最低限のルールを覚えておく必要がある。単純に文章を書かせると感想文になることが多いため、感想文と小論文の違いをしっかり理解した後に、小論文の書き方のルールを覚えて書く必要がある。本書は、細かくポイントが書かれているので全部を読んでから文章を書くより、2章まで理解した後に文章を書きながら学習した方が良い。
小論文対策で難しいのは、小論文の対策をしてもらえる教員がいるかである。経験上、国語の教員に依頼する受験生が多いが必ずしも効果的な添削をしているわけではない。文字の添削はしてくれるが文章の添削が下手な教員も多いのも事実である。信頼できる(実力がある)教員に指導してもらえたら幸運と思った方が良い。
独学で学習する場合は模範解答に拘り過ぎずに、必要事項を書いているか・間違った表現をしていないかを把握できれば良い。