出版社 | 河合出版 |
価 格 | 770円 (税込) |
難易度 | 高校1年生~共通テスト基礎 |
目 的 | 古典の文法問題が苦手な受験生対策 |
期 間 | 2ヵ月~4ヵ月 |
「ポイント」「基本ドリル」「練習ドリル」で構成されており、古典が苦手な受験生も基礎から学習することができる。「基本ドリル」には、「ポイント」で学んだ内容を理解するための問題を収録。そして、「練習ドリル」には、「基本ドリル+αレベル」で入試レベルの問題に対応できる。
古典学習で定番の参考書に『マドンナ古典』があるが、読解を中心にした参考書であり古典の本文を多読するために学習する参考書である。一方で、本書は古典文法を1つ1つ丁寧に学習することができる。どちらも、学習方法としては正しいので自分に合っているかどうかで判断しても良いが、中学生の時に古典の学習をしていない高校生は本書から取り組んだ方が効果的だと言える。
本書の「ポイント」である暗記しなくてはいけない箇所は必ず覚える様にしよう。古典学習では、解説を読んだだけでは点数が伸びることは無い。ページの前から順番に覚えていかないと次第に理解できなくなる。そのため、学習と復習はセットで考える必要がある。繰り返し学習しながら勉強していく必要があり、「基本ドリル」「練習ドリル」で実践問題に取り組むが、あくまで共通テスト基礎レベルの内容を習得できると考えておこう。実際に入試問題を取り組むためには別の問題集で対応する必要がる。
古典を苦手にしている受験生が多いが、実際には入試の難易度では決して難しい方ではない。むしろ、比較的短時間でMARCH・関関同立レベルの学力に達することができる科目である。そして、得点源にすることができる科目でもある。
古典が苦手な理由に、活用表を覚えていない等、基本的な内容が出来ていない場合が多い。また、読解時には主語が解らないために難しく感じる場合もあるが、キチンとした学習(覚えるべき必要最低限の知識を入れる・正しい読み方をする)ことで得意科目に変えることができる。