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2021年度共通テストの感想と来年度の対策を考える

今年度の共通テストを考える

共通テストの基本情報

確定志願者数は535,245人(前年557,699人)で、22,454人減少(前年比96.0%)であり、既卒生等が85,450人(前年105,464人)と前年比で81.0%まで下落した。このことから今年度入試は浪人生の減少が明確であるのが特徴である。

共通テストの感想

共通テストの特徴である、課題発見能力・問題解決能力・思考力など新しい知識を求める出題を日常生活に即した形で出題されているが、全体的に文字数の増加が受験生にとって一番負担になったのではないか。各教科の難易度が予備校ごとに幅が大きいのが今回の特徴であるが、総じて難化していると思える。

河合塾が平均点予想駿台が平均点予想しているが、前年度より得点率が下がっているが、全体の平均はもう少し下がる気がする。要因に浪人生の減少により現役比率が上がった点(*これだけでマイナス要因)と共通テストの出題形式により全体の平均点はもう少し下がるのではないか。

ただ、学力上位層(旧帝大受験者層)はセンター試験と比べて点数を下げることはない。実際に、共通テスト受験者の見直しをした際に、問題を解くことが面倒くさくなったと思うが解答にたどり着けないことは無い。問題数の減少などで、1点1点の重みが出てきたので凡ミス(見落とし)による減点が響くだろが、学力上位層(旧帝大受験者層)が凡ミスをするとは考えづらいので、中堅・地方国公立大学志望者がこける可能性が高い。

総合すれば、今年度は浪人生が少ない点から全体的にボーダーが下がる可能性が強い。一方で中堅・地方国公立大学は読みづらい展開が続き、上位層が志望校を下げてくる可能性も多い。

共通テストリサーチの正確性は?

共通テストリサーチは国公立大学は比較的正確に出るが私立大学はかなり精度が悪い可能性がある。

共通テスト(センターリサーチ)の結果、ある予備校はA判定の結果であっても別の予備校はC判定と意見が割れることが増えてきた。説明会でどちらを信用すべきかの質問が出た際に、「皆さんのご判断にお任せします」と言われたのは印象的であった。実際にA判定(別の予備校はC判定)で出願したが落ちたこともある。結論から言えば、複数の予備校でA判定をとっていないと安心できないと言える。

ただし、私立大学と国公立大学の判定を考えた際に国公立大学の方が比較的正確な判定が出ている。一方で私立大学の方は判定が読みづらい場合が多い。

ある大学で、コロナの影響で後期日程を実施する予定であるが受験数が見込めないので共通テスト入試や一般入試(2月入試)で合格者を多めに出すと言っている場合もある(*後期は絶望的だが、共通テスト・一般入試は得する)。一方で、指定校推薦・AO入試・公募推薦で入学者が増えた場合には合格者数を減らす大学(*共通テスト・一般入試で調整)もあるので私大入試の判定が読めなくなっている。

結果として、国公立大学は判定を信じて出願すればよい。私大は複数の判定を比較して出願する必要がある

高校1年生・2年生に対するアドバイス

来年度の共通テストは傾向がわかったが浪人生が増える中で行わられるため厳しい戦いが予想される。今回の共通テストで多くの受験生が苦しんだのが文字数の大幅な増加である。つまり、思考力が問題解決能力などが言われているが、要は処理能力を上げる必要があることが重要である

早い段階から英語など長文を読む癖を身につけておいた方が良いだろう。例えば、高校1年生からでも取り組める『英文速読トレーニング ソクトレ150【標準編】』など文を読むことを習慣的に取り組む様にしよう。残念ながら、余程の進学校以外は学校の授業は英文法・英文解釈が中心なので早く丁寧に読む練習が不足している。結局、進学校や予備校(塾)に通っている生徒が有利になる可能性が強い。

そして、高校2年生が終わるまでに英単語・熟語・漢字など暗記すべきものは終わらせた方が良い。今回の共通テストは問題を解くのが面倒なだけで、時間があれば高得点が採れる。問題演習の数をこなせば点数は上がっていくので、早い段階から対策を打った方が良い。1科目1科目が以前より時間がかかるため詰め込んで学習するのは困難である。

受験勉強には受験計画が必要であり、学習を習慣化すれば共通テストであっても十分対応できる。

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