出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 1200円+税 |
難易度 | 共通テスト・日東駒専・産近甲龍 |
ページ | 240ページ |
中学生レベルの英文法から大学入試レベルの英文法力まで段階的に引き上げてくれる参考書。オールカラーにより見易さを重視しながら理解させていってくれる。
本書のコンセプトとして中学内容から英文法力を磨いていけるようになっているが、実際に本書が適しているのは進学校の高校生かある程度の文法力を身につけた高校生である。
実際に、偏差値40台の受験生に本書を学習させた際に、独学では学習効果を高めることが難しかった。理由としては、読める=理解できる=覚えるに簡単にならないためである。偏差値40台の受験生は読むことが必死で理解や覚えるまでいかない。オールカラーで見た目的には取り組みやすいが、書かれている内容がしっかりしている分、独学で取り組むなら1冊目に使用しない方が良いかもしれない。
一方で、進学校に在籍している高校生であれば、これぐらいの読みごたえがある内容の方が効果的に学習することができる。特に、読みながら理解と覚えることができるので、この学力層にはあった教材である。
本書は定期試験対策にもなっているが、定期試験の学習には何度が高い。それよりも、学習の漏れがないかを確認する参考書として使用して欲しい。知識がない状態から本書を使用して重要なことを覚えていくと時間がかかるが、学習の漏れを確認するだけなら比較的容易に学習できる。
特に、英文法の問題に苦しみ始めたなら本書で項目を確認すればよい。『スクランブル英文法Basic』などの問題集と並行して取り組んだ方が効果的に学習が出来る。
何周も本書で文法を確認することで、語彙力・文法力が身に付き共通テストレベルの英文法は完成することができる。