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【高校受験の話題1】進路実績から進路先を決めるために必要な考え方

進路実績から高校の実力を見ることが出来る

進路実績から考える実力が伸びる学校・伸びない学校

高校受験先を決めることは生徒だけでなく保護者も重要な選択になります。最近は、高校のオープンキャンパスに中学生だけでなく保護者も参加する人が増えています。実際に学校を直接見えれる場面であるため、良い機会ですがオープンキャンパスだけで判断しても大丈夫ですか?

オープンキャンパスは良くも悪くも"つくられた学校"です。生徒にしても教員にしても、お客さんである中学生や保護者を出迎えているため必ずしも現実の学校生活とは一致しないことがあります。

本当は実際の授業を受けている生徒の姿を見るのが一番効果的でしょう。中学校が代休などで平日が休みの場合は私立高校で土曜日授業をしているなら、その際に校内見学させてもらってもいいかもしれません。本当の姿が見れますが、実際には見学を断られる場合も多いかもしれません(受け付けていない学校も多い)

それでも、後悔したくない進路選択をしたいため、いくつかのポイントで考えていきたい。そして、今回は進路実績から見えてくる高校の姿である。

進路実績に騙されずに志望校を決める

共通テストが始まったが、今年度の共通テストの内容について以前blogで書いた。そこからも、しっかりと進路について考えてくれる高校が信用できる。

高校での学習に、ALT・オンライン英語・海外研修を導入・補習(受験)対策・外部講師を導入(校内予備校)・思考力を養うカリキュラムなど、パンフレットには学習内容をアピールしても、進路実績として結果が残っていないなら評価できません。そして、進路実績は将来に大きくかかわる内容なので重要な指標の一つになる。

高校偏差値と大学偏差値の違いを知る

まず、知って欲しいのが偏差値についてである。雑な見方をすれば、高校偏差値からマイナス10をした数値が、高校卒業後に進学先になる大学の偏差値帯である。つまり、高校偏差値が60の高校に進学した生徒が高校卒業後に進学する平均的な大学は50の大学にある。(偏差値は「河合塾の偏差値表」を目安にして欲しい。)

河合塾とベネッセで偏差値が5程度変わってくるため、マイナス10は大体の目安であるが、実偏差値60程度の進学校であっても難関大学の実績では苦戦しているケースがあるのはこれが理由である。そして、パンフレットに掲載されている主な合格先を錯覚するので注意する必要がある。まず、主な合格先として掲載されている学校名は1名でも合格すれば主な進学先になる。そして、私立大学では1人で複数合格した場合は全てカウントされる。

例えば、A君が京都大学合格・同志社大学2回合格・立命館大学3回合格・関西大学2回合格しており、そしてA君以外は国公立大学・関関同立には合格しなかったとする。

パンフレットには京都大学・同志社大学・立命館大学・関西大学に合格と掲載される。そして、関関同立合格数が7となる。この様に書かれれば、何人も難関大学に合格していると錯覚するがA君1人の努力でしかない。パンフレットの多くは過去3年間の実績で書かれることもあるため、嘘はついていないが高校の実力を錯覚する可能性がある。さらに大学入試で高得点方式など併用すれば1回の試験で合格数が2回になることもあり錯覚を避けられない。

重要なのは、合格数・合格者数・進学数のどれかである

高校のHPで進路先一覧を見た際に、なぜ地方国公立大学があるのか?と疑問に感じたことありませんか。実際に進学していないケースも多く国公立大学合格の実績のために受験している場合もあります。

進路実績から過度に期待するのではなく、しっかりと見極めが大事になります。

合格者数が多いから大丈夫は早とちり

合格者数(進学者数)が2ケタになると安堵感が生まれますが、よくよく考えれば厳しい現状に気がつくと思います。高校偏差値60以上の進学校は大学合格の実績数は非常に多いのですが、入学者に対してどれくらい難関大学に合格しているかを見てください。

例えば、難関国公立・中堅国公立大学の合格者合計が100名なら非常に多いと感じますが、入学者が500名いたらどうですか?もちろん、残念な結果もあったでしょうが、半数以上が国公立大学に合格できなかったとも考えられます。合格者が100名なら、かなりの進学校ですが…。

そのため、高校に入れば大丈夫ではなく高校に入ってから勝負であることは頭の片隅に入れる。ただ、実績がない学校より実績がある学校の方がイメージが良くなるのは間違いない。

進路に不安なら高校に質問してみてください。答えが返ってくるか、返ってこないかで学校の意識がわかります。

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