出版社 | KADOKAWA |
価 格 | 1,320円(税込み) |
難易度 | 共通テスト・日東駒専・産近甲龍 |
ページ | 313ページ |
リクルートのスタディサプリで人気講師である関正生による英文法の参考書である。問題集であるが解説を重視しており、英文法に自信がない受験生にとって理解しやすい内容になっている。
本書は英文法の問題集であり、日東駒専・産近甲龍レベルの英文法を目指した問題集である。難易度的には『スクランブル英文法・語法basic』と同レベルぐらいであるが、大きな違いがあるとすれば解説がより詳しくなっている(*そのため問題数は少なくなっている)。そのため、このレベルのえいぶんぽであり、日東駒専・産近甲龍レベルの英文法を目指した問題集である。難易度的には『スクランブル英文法・語法basic』と同レベルぐらいであるが、大きな違いがあるとすれば解説がより詳しくなっている(*そのため問題数は少なくなっている)。そのため、このレベルの英文法の解説を読んで難しく感じるなら取り組んでも良い教材である。
関正生の切り口は独特な点がある。スタディサプリを観たことがある人なら他の参考書や講師とは違った切り口をしているなぁと感じる。面白い視点や納得できる考え方も多いのですが、ある程度英文法を見て、色々参考書を見ている人間からすれば著者の考え方がわかる点も多い。一方で、受験生はスタディサプリを視聴している受験生としていない受験生で学習効果が違ってくる可能性がある。
スタディサプリを活用していた際は関正生のテキストを購入させて指導しており効果的な学習が出来た半面、スタディサプリを使用していない受験生の場合は前者程の効果はなかった。要は、切り口が変わる分だけ戸惑いが生まれていた。そのため、自分の勉強スタイルに合わせて取り組むかを考えた方が良い。もちろん、スタディサプリを視聴している受験生にとって復習にもなる効果的な学習である。
スタディサプリの講師であるから人気が出た一面もあるが切り口が面白い点が関正生先生の良さである。現代文に顕著であるが、著者によってアプローチが変わるように関正生の参考書で学力を伸ばすと考えた場合は、同著の参考書で学習していった方が効果的であろう。ただ、本書はある程度英文法の知識がないと難しく感じると思うので、中学生範囲・高校1年生・高校2年生程度の英文法であれば他の著者の参考書を使用しても問題がない。
参考書を1冊1冊仕上げていくことが重要である。