出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 880円(税込み) |
難易度 | 共通テスト基礎 |
ページ | 143ページ |
〈論理的思考力〉と〈文脈力〉を養成することを主眼においており、出口流の現代文の学び方ができる。AO入試や短大対策で使用できる参考書で高校1年生から取り組める内容である。
高校生が初めて取り組める難易度の問題集である。現代文が苦手に感じているなら『出口の現代文レベル別問題集1 超基礎編』を先に取り組んでも良いが、どうちらも難易度に差がない(*1より本書の方が内容が難しいとなっているが大差はないように感じる)。ただ、本書は現代文の解き方が出来ているかを確認する問題集として考えた方が良い。解説はポイントを抑えて書かれているが、1から解き方を覚えると言うより知識を定着させる教材である。
高校1年生から取り組める教材であり、読み解いて解説する形式でないため、まだ学習意欲が乏しい高校生であっても解説をしっかり読める分量になっている。そのため、これ1冊で受験現代文が仕上がるわけではないが、今の実力を測るのに効果的な参考書である。
本書は自分自身の現代文の力を測るのに効果的な学習であり、ある程度学力があるなら解説を読んで十分理解できる内容になっている。一方で、現代文が苦手な受験生は塾などで指導して貰いながら取り組めば効果的な学習をすることができる。
問題が正解したか間違えたかではなく、解答にたどり着くプロセスが非常に重要である。そのため、本書で学んだ解答パターンを使用できているかどうかを確認しながら解いていけば効果的である。