出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 990円(税込み) |
難易度 | 共通テスト・日東駒専・産近甲龍 |
ページ | 352ページ |
共通テスト・日東駒専・産近甲龍程度の入試問題で出題される日本史の用語を確認できる問題集である。出題頻度もわかりやすく表記されているため何を優先して覚えるかがわかりやすい本である。
一問一答は断片的な知識を覚える傾向が強く、歴史の流れをつかみづらくなる傾向がある。ただ、本書は断片的な知識にならない様に問題が構成されているため問題を解きながら文章で言葉を覚えていける利点がある。
ただ、それでもメインとする教材というよりサブ教材として使用した方が効果的である。メイン(サブノートなどまとめられているもの)を使用しながら本書で細かい範囲を覚えていけば効果的である。そのため、必ず並行して学習することで効果的に勉強できる。
私大入試であれば範囲が全範囲で出題されているため、全ての日本史範囲を覚えるまで取り組むことが出来ない。そのため、本書を通して入試レベルの知識を時代で区切りながら学習するようにしよう。
山川出版の方が出題頻度とは関係なく周辺の情報量が多い。特に一問一答の用語問題集を取り組めばわかるが情報量が多い。一方で、本書は出題頻度に応じて問題が構成されていることもあり、日本史が苦手な受験生なら本書を取り組んだ方が良い。
そして、一問一答は全てを一気に覚えようとしないことである。繰り返し問題に取り組んで問題だけでなく文章を読み返して流れを覚えることが重要である。歴史の流れを身につけることが出来れば、実際に『日本史Bレベル別問題集3 標準編』などの問題集で実力を育成しよう。流れは、レジュメ(サブノート)→一問一答→問題集(正誤問題)で取り組むようにしよう。