科目 | 2021年 共通テスト 中間発表 (第2日程) | 2021年 共通テスト 中間発表 (第1日程) | 2020年 センター試験 平均点 |
リーディング | 51.40 | 60.35 | 116.31(*58.) |
リスニング | 51.32 | 57.23 | 28.78(*57) |
数学ⅠA | 35.05 | 59.20 | 51.88 |
数学ⅡB | 32.29 | 62.85 | 49.03 |
国語 | 103.28 | 116.05 | 119.33 |
物理基礎 | 22.47 | 38.12 | 33.29 |
化学基礎 | 22.21 | 25.60 | 28.20 |
生物基礎 | 21.10 | 30.17 | 32.10 |
地学基礎 | 30.11 | 34.17 | 27.03 |
物理 | 49.89 | 58.89 | 60.68 |
化学 | 36.43 | 52.80 | 54.79 |
生物 | 45.64 | 73.14 | 57.56 |
地学 | * | 47.06 | 39.51 |
世界史B | 50.25 | 65.79 | 62.97 |
日本史B | 56.83 | 66.06 | 65.45 |
地理B | 59.87 | 65.52 | 66.35 |
現代社会 | 58.35 | 54.34 | 57.30 |
倫理 | 66.20 | 71.76 | 65.37 |
政治・経済 | 52.89 | 51.32 | 53.75 |
倫理、政治経済 | 58.11 | 69.18 | 66.51 |
大学入試センターから共通テストの第2日程の発表がされた。以前にblogで掲載した「2021年大学入試共通テスト平均点予想と中間発表から入試を考える」から読み取れることを考えたい。
第1日程は約48万人が受験したが、第2日程は約1万人を下回っており多くの受験生は第1日程で受験したことがわかる。そして、第1日程と比べて平均点は概ね減少しているが、数学の減少幅が多いことが気になる。数学ⅡBが第1日程と比べて平均点が半分程度まで下がっている点は問題の質を考える必要があるかもしれない。
一方で、全体的に平均点が第2日程の方が下がっているにおも関わらず、現代社会は平均点が第1日程を上回りそうである。第1日程の時から現代社会の平均点の低さが気になったが、問題の質にバラつきがあったかもしれない。
国公立大学への出願に関しては影響は軽微である。受験者が少ないこともあるが、私大入試を考えれば第2日程は日程的な負担が大きく、多くは第1日程で受験している。そのため、今回の第2日程の中間発表から受験生が大きく動揺することは無いだろう。
国公立大学の状況は、昨年の中間集計時点より3万280人少ない5万5473人が出願している。かなり動きが遅いこともあるが浪人生の減少などが要因の一つである。今回の共通テストは思ったより点数が採れた傾向があったが、出願が昨年度同時期よりも少ないのはコロナの影響と併せて様子見が強いのだろう。