出版社 | 旺文社 |
価 格 | 990円(税込み) |
難易度 | 共通テスト基礎~中堅私大・共通テスト |
ページ | 144ページ(別冊80ページ) |
掲載問題数は10題(評論8題・小説1題・随想1題)+例題12題であり、評論文の読み方や解答法を学ぶことが出来る。文章全体の流れを読み解く力を身につけるための教材。
高校教員の中には傍線部の前後を読めば答えが書いてあるから探すように指示している場合もあるが、それが通用するのは中堅私大までである。本当に必要なのは、評論文の読み方を身につけて文章全体を学ぶことである。
もし、現代文が非常に苦手であるなら先に『出口の現代文レベル別問題集1 超基礎編』を取り組んだ方が良い。こちらの方が文章も短くて現代文に慣れる目的なら適しているだろう。一方で、本書はある程度の文章を読みため評論文に慣れていない高校生には難しく考えてしまう場合がある。
本書は解説ページで文の流れが書かれているので、文章をまとめて読む癖が身につけられる。この力は難関大学受験には必要なため早い段階で意識できるようにしよう。
現代文は解答法が身につけば点数が伸びる。感覚で読んでいた受験生は本書を通して現代文の読み方を身につけるようにする。
文章を読むだけで終わるのではなく、理解しながら読むようにしよう。そして、実戦問題を通して解答法が使えているかどうかを確認していくようにしよう。そうすることで、現代文の力が身につきます。
あくまで本書は現代文の流れをつかみながら解答法を身につける参考書である。まず第一歩の参考書であることを知っておこう。