出版社 | 東進ブックス |
価 格 | 880円(税込み) |
難易度 | 日東駒専・産近甲龍~MARCH・関関同立 |
ページ | 139ページ |
有名私大~国公立大2次レベルまでをカバーする上級編と説明されている通り、MARCH・関関同立程度の学力をつけたい受験生に適した参考書でもある。私大形式の問題ばかりではないので、国公立大学2次試験にも活用できる問題集である。
本書のシリーズは全般的に本文解説や問題解説が簡潔にまとめられていることが多い。そのため、解説をじっくり読んで詳しく内容を把握したい受験生にとって不満が残るかもしれない。例えば、『入試現代文へのアクセス 基本編』のように解説や解法が詳しく掲載されている方が良いと思ったり、実況中継の様に1つ1つを丁寧に解説して欲しい受験生も多いだろう。ただ、MARCH・関関同立以上の大学むけの参考書になると解説量は減っていってポイントだけを押さえる場合も多い(*ポイントを与えられて理解できる学力に達していないといけない)。もちろん、文章は難解になると思われるが現代文では大きな差がでなくなる。むしろ、問題の答え方が難しくなることを知っておこう。
本書は赤本の解説を+α加えた程度の内容である。ただし、本書の内容に取り組んでいる受験生にとって十分な解説量であるので、簡潔でわかりやすい内容になっている。もし、解説が不十分に感じたら、ワンランク問題集の難易度を下げるか誰かに指導して貰うことで効果的な学習が可能となる。