出版社 | アルク |
価 格 | 1540円(税込) |
難易度 | 共通テスト~MARCH・関関同立 |
ページ数 | 348ページ |
![]() | 価格:1,540円 |
灘高英語科教諭の木村達哉先生(通称キムタツ先生)が手掛けた熟語帳である。「ユメタン」シリーズの熟語版であり「キムタツ式熟語学習法」を活用して学習するのに最適な参考書である。
熟語帳に関して、多くの市販されている熟語帳は1000程度の熟語が掲載されている。そのため、『英塾語ターゲット1000』などと掲載されている内容に大差はない。構文や難熟語や簡単な熟語で掲載の有無があるが差を感じない。不足分は英文法学習で『スクランブル英文法・語法』などイディオム問題・構文問題を取り組めば漏れはなくなる。その中で、敢えて本書を選ぶ理由は以下の3つのパターンである。
このパターンが多いと思える。ただ、それ以上に何となく選んだ受験生も多い(*それは決して間違いではない)高校教員が作成に関わっている点もアピールされている点であるが、正直、熟語帳は1000語程度掲載されている熟語帳で内容に差はないのでフィーリングで選んで構わない。「キムタツ式熟語学習法」を意識していない受験生にとって優劣はほとんどないといえる。
1週間毎日「違うアプローチ」(読む、書く、話す、聞く)で、「同じ80熟語」に出合い、高い定着率で熟語を覚えていくことを目的にしている。実際、授業で活用している姿を観たこともあるが、難関国公立大学を目標にしている高校生以外は時間がかかりすぎる点である(*高校1年から計画的に取り組めば問題がない)
CDに「例文(日本語)→例文(英語)」の順に音声を収録されているのでリスニング能力を高めることはできる。一方で、偏差値40前後~55の学力層では学習効果を高めることができない可能性がある(時間がかかりすぎるため)そのため本書を購入したのに普通の熟語帳として使用している場合が多い。その点でほかの熟語帳と差がなくなっている。
結果、偏差値60前後の高校生でリスニング・記述力を強めたい受験生は本書を使用すれば効果的である。