出版社 | マセマ出版 |
価 格 | 本体1,221円(税込み) |
難易度 | 日東駒専・産近甲龍・共通テスト |
ページ | 211ページ |
8章(+補充問題)から構成された問題集であり、3段階に難易度が設定された問題が145題出題されている。共通テスト対策だけでなく、日東駒専・産近甲龍レベルの大学の入試問題に対応する力をつける。
マセマ出版社の数学参考書の良い点でもあり悪い点でもあるが、『初めから始める数学Ⅰ』から問題から取り組んで8冊目となる参考書である( 『快速! 解答 共通テスト数学I・A』なども取り組んだとする)。8冊まで取り組んでMARCH・関関同立以上の難易度に対応していない点で驚くかもしれない。ただし、このシリーズの良さは段階的に学習していくことで知識を固めていくことができる。時間がかかるだけで学力を伸ばせる参考書である。
もちろん、私大入試で数学を使用する場合には数学ⅡBまで仕上げる必要がある(理系の場合は数学Ⅲまで仕上げる)。そのため、高校3年生から1から取り組めば時間がないが、遅くても高校2年生の夏から取り組めば2年生の2月頃に本書は仕上がるだろう。そして、少なくとも共通テスト模試で偏差値60~70はとれる。
本書でも前と同じように3段階で印をつけていく。問題を解き終えた場合に、〇は正解した問題・△は凡ミス(計算ミスや解説を読んですぐに理解できた内容)・×は解説を熟読する必要があった(質問した内容)である。1周目を終わった後に△や×の問題だけ取り組むことで必ず本書の内容は仕上げる様にしよう。
段階別の難易度の問題を8回取り組んでいるため演習量的には十分な量を取り組んでいることになる。学習の漏れがないように間違った箇所は見直しを必ず取り組もう。