出版社 | 学研プラス |
価 格 | 本体1,320円(税込み) |
難易度 | 共通テスト基礎~共通テスト・国公立大学 |
ページ | 248ページ |
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記述問題の解き方を語り口調で解説された参考書になる。7日間で記述の基本から大学入試レベルまでの力をつけることを目指しており、すべての記述例題に「採点基準」と複数の「添削例」が書かれており、独学でも学習できる参考書である。国公立大学希望者はもちろん、難関私大でも使用できる技術が学べる。
記述式問題集は国公立大学希望者だけと思いがちだが間違いである。本文を読んで解答の根拠を求める場合はマーク式問題集で何となく正解するより記述式問題集の方が効果的である。そして、本書は本文内容・設問は難易度が高くないので高校1年生や2年生でも解ける問題集である。そのため、本書を読み込めば現代文の基本的な力が身につく。
本書は「内容説明問題」「単純理由説明問題」「判断根拠説明問題」「要約問題」など、記述問題を頻出のパターンごとに解き方を書かれている。この内容は私大のマーク式や共通テストでも出題される内容であり、下線部の答えの出し方を見つけるには記述式問題集の方が友好的である。
本書は7日間で終わると書かれている様に、全部で7題出題されている。問題数が少なく感じるが、それだけ解説が詳しく書かれているのが特徴である。読解の考え方や問題の解き方などを1から教えてくれる。そのため、国公立大学の入試直前対策の問題集というより、偏差値50前後の受験生が現代文の解き方をしっかりと身につける参考書といえる。
使い方としては、毎日1題取り組みか2日に1題取り組めば良い。1週間~2週間で読み終えることが出来る。これをベースに問題を解いていけば現代文を得意科目にすることができる。