出版社 | マセマ出版 |
価 格 | 本体1,320円(税込み) |
難易度 | 共通テスト |
ページ | 248ページ |
馬場敬之による数学の参考書の1つであり、マセマ出版社から段階的に難易度を設定した問題集の1つでもある。共通テストの数学Ⅱ・Bを高得点で乗り切るために詳しい解説とともにポイントを理解させてくれる。
今までのシリーズと同じく、本書でも前と同じように3段階で印をつけていく。問題を解き終えた場合に、〇は正解した問題・△は凡ミス(計算ミスや解説を読んですぐに理解できた内容)・×は解説を熟読する必要があった(質問した内容)である。1周目を終わった後に△や×の問題だけ取り組むことで必ず本書の内容は仕上げる様にしよう。
注意が必要になるのは、本書が取り組むレベルに到達すると共通テストレベルに近づいていることがわかる。そのため、本書ばかり取り組みがちであるが、数学ⅠAも並行して学習することを忘れないでおこう。数学ⅠAは週1回程度模試の問題を取り組みながら固めていき、本書で数学ⅡBを取り組むようにしよう。
この様に考えると、平日は本書を優先して土日は数学ⅠAと本書の△×の箇所だけ解くようにしよう。そうすることで学習の偏りを防ぐことができる。
マセマ出版社が発売している参考書シリーズも残り少しになってきている。ここまで取り組んだ受験生は、数学の知識がある程度身についたと言える。それでも、まだ完成ではないのであと数冊取り組んでから過去問を取り組もう。
本書のシリーズは解説が詳しい反面、取り組まなくてはいけない内容が多い点である。時間がかかるが、しっかり数学の学力を伸ばすことはできる。そのため、早い段階から計画的に学習していけば実力はつくので受験勉強は早めに取り組んでいこう。