• 受験に必要な知識や参考書の評価を公開

【高校・就職】高校生就職の初任給と求人票の注意点を考える

高校生の就職を考えてから進路を決めることが重要

高校生の就職に関して

高校生の就職活動で注意が必要なのは就職条件を何も調べずに就職希望にしている高校生が多い。求人票を見て、生徒・保護者共に進学に変更する高校生も多い。2020年10月30日厚生労働省の発表によれば、高卒就職者の3年以内の離職率は39.5%(大卒は32.8%)となっている。そのため、何に注意する必要があるかを考えていきたい。

【高校・就職】就職活動のルールが変わることで高校生の就職活動が変わるのか?

初任給について比較してみる

下の表は全国平均の初任給である。

男女で多少の差が生まれているが、高卒求人では給料が高い業種が建設業(男性が多い)であり、大卒の場合は総合職・一般職(地域限定総合職)の割合が影響しているのだろう。ただ、男女ともに差は少ない。一方で、高卒と大卒では初任給の差が4万円以上離れている。では、4年間でこの4万以上の給料差を埋めることが出来るかである。結論から言えば、ほとんど難しい。企業全体の昇給額は2019年で5997円になっている。そのため、もう1度求人票を読み込んで就職希望にして欲しい。

求人票で確認するべき点

1.昇給の確認

昇給は年間の基本給の上昇額が求人票には記載されている。ただ、あくまで前年度の実績であるが、中には基本給を高くしておいて昇給がない場合もある。全企業の平均は5977円であるが、実際には1000円~3000円程度の場合が多い。つまり、10年間働いて基本給が3万程度しか上昇しないことを意味する。ただし、技術職では大幅に昇給する場合もある。

2.賞与(ボーナス)の有無

賞与はボーナスのことであるが、公務員では法律で決められており総額4.50ヶ月程度が夏・冬に分けて支給される(=基本給×4.5が毎月の給与と別に支給される)。まず、基本給が高くないと賞与が高くなりません。その点で高卒より大卒の方が賞与額が多くなります。そして、求人票には年間の賞与額(実績)が書かれていますが、1年目は支給なしや寸志程度の場合があります。2年目以降も書いているので賞与がないと基本給が高くても年収では低くなる可能性があります

3.基本給の額を確認

求人票には手取り金額が書かれていますが、よく求人票を読みましょう。基本給が低い状態で営業手当・見込み残業・業務手当で支給額を増やしている場合があります。基本給が低い点の問題点は賞与が「基本給×○ヵ月分」で算出される点、そして超過勤務があった場合に残業代は「基本時給×1.25倍」で算出されます。そのため、基本給が低いと残業代も支給が少なくなります。また、20時以降の業務は深夜割増賃金が発生するため「基本時給×1.25倍」の給与の支払いがあるため夜勤のある企業は給与が高くなる傾向はあります。

4.退職金などを確認

高卒求人には退職金がない場合が多いです。退職金は退職時に支給されるお金なので高校生は意識しない点でありますが、例えば高卒で10年間勤務して自己都合で退職した場合に89万5000円(平成26年)になります。10年働かなくても、退職金はあった方が良いでしょう。

5.勤務時間

勤務時間が固定な企業もあればシフトの企業もあります。働く時間が異なるとリズムが崩しやすくなります。特に、夜勤がある介護職や製造業では負担も多いでしょう。入社試験で朝早いことに気がついた高校生もいます(*求人票を渡しても見ていない場合が多い)

6.離職率を確認する

求人票には採用人数と併せて離職人数を書く必要があります。やはり、離職率が高い企業は何か問題がある場合があります。何だかんだ言っても、職場の環境が良いことも需要なポイントです。離職率が低い所は、良い職場と考えられるでしょう。特に、大量採用して大量離職している企業は気を付けましょう。

最後に

高卒就職であっても、技術職や大手企業で就職した場合は大卒で就職するより年収が高くなることもあります。また、介護職などは資格取得の勉強は必要ですが進学しなくても働くのも良いでしょう。注意してほしいのは、何となく就職することは避けてください。進学か就職かを天秤にかけるなら早い段階で考えておきましょう。大体、3年4月に80名以上いた就職希望者も実際に就職活動するのは40名程度まで減少します。早めに知る方が有利なのは知っておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。