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【高校・就職】高校就職の一般的に知られていないルール

高校就職は高校生も保護者も知らないルールが多い

高校就職について

高校から就職を希望している高校生は意外に知らないことであるが、流れに関しては以前blogで紹介した就職活動のルールが変わることで高校生の就職活動が変わるのか?を参考にしてください。簡単に言えば、大学などとは違い保護されている反面、色々とルールが厳しいことも知っておこう。

高校就職のルール1.1人1社づつしか原則受験できない

大学生が入社試験を受ける際には複数の企業を同時に受けていることがよくあります。何枚もエントリーシートを書いて複数の面接を受けて、順調に内定をもらっても本命以外の企業に内定を断るためにどうするか悩むことがあります。一方で、高校就活では1人1社づつしか受けることはできません。そのため以下のことがおきます。

入社試験を無事に合格できれば会社に礼状を送付したり、書類を送付(入社承諾書など)することになるですが、不合格の場合は次の会社を探す必要があります。注意が必要なのは1次試験で来た求人票は2次試験では使えないことが多い点です。入社試験は開始日が統一されているため、1次試験終了後に2次試験の求人票が学校に送られてきます(もちろん、採用の枠があるかどうかは確認しますが1次試験で埋まっている所が多い)。ということは、2社目を受験する場合は書類送付まで時間がかかることがわかります。

高校就職のルール2.書類審査で不合格にはならない

大学生は何枚もエントリーシートを記入して送付しても書類審査で合格できない場合があります。しかし、高校就職では企業は書類審査で不合格にすることができずに面接などの試験をしなくてはいけません。ただ、必ずしもメリットばかりではありません。例えば、欠席数が多い高校生を最初から採用するつもりがない場合でも試験をする必要があります。1人1社制度のため、合格の可能性がない企業に受験するだけ時間の無駄になるでしょう。あまりにも多い場合は、事前に企業に伺っておく場合もあります。また、男女雇用機会均等法の影響であり女性しか採用するつもりの企業でも男子の受験をしなくてはいけない場合もあります。

高校就職のルール3.欠席数は知られるが遅刻・早退は知られない

高校では欠席だけでなく、遅刻や早退が厳しく指導されている場合があります。もちろん、就職希望者は欠席だけでなく遅刻や早退が多いのは問題ですが、まずは欠席をしないことを意識してきましょう。例えば、1時間目で早退しても6時間目に学校に行っても出席と換算されます。また、欠席日数には理由を明記する必要がります

欠席日数が少ない生徒の方が内定を早く獲得できる傾向があります。一方で、欠席日数が多くてもコミュニケーション力があったり、人手不足の業界では内定をとれる可能性があります。

高校就職のルール4.調査書に書かれている内容

学業・成績に関しては進学時の調査書も高卒就職の調査書も書かれています。ただ、就職の調査書が大きく違う内容は教員による推薦理由と身体状況の記載がある点です。推薦理由に関しては担任も苦労する点です。書く内容がある高校生なら良いのですが、3年から受け持った生徒なら半月足らずの付き合いで推薦理由を書かなくてはいけません。もっとも採用試験で影響することは少ないでしょうけど。また、視力・身長・体重の記載があります。こちらも、1部の業種以外は合否に影響しないでしょうが記載が必要な理由はいまいちわかりません(調査書は統一用紙のためどの学校でも同じ)

高校就職のルール5.面接での禁止事項がある

もし、あなたが履歴書の趣味の欄に読書と書いていた場合に面接時に何の本を読んでいますか?と聞かれると思い答えを考えているかもしれません。結論から言えば、企業は好きな本は何かを聞くことはできません。実は、特定の信条や思想につながる可能性があることで就職差別がおきると考えられ禁止されています。もちろん、家族構成を聞くことも駅の東口・西口に住んでいるか(同和地区の問題)を聞くこともできません。もし、問題発言があった場合に学校からハローワーク・教育委員会に問題事項内容が伝えられ、ハローワークを通じて注意や指導が行きます。

以前、企業の面接官が高校生の顔を撮影して「あなたなら、こんな表情の受験生を採用しますか」と発言したことがあります。もちろん、ハローワークを通じて指導が入っただけでなく、会議の場でも問題事項として報告されました。

まとめ

  • 高校生は就職に関しては保護されている側面がある
  • 就職活動は独特なルールがあるんで知っておいた方が良い

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