今回の助動詞はba able to・mayについて講義をしたいと思います。助動詞は長文では頻出問題であるだけでなく、会話表現も多いので1つ1つ覚えていきましょう。
be able toは「~することができる」の訳であるが、訳からわかるように前回学習したcanと同じ意味になります。be able toも助動詞と考えることが出来るので「be able to + 動詞原形」で表します。ただ、本当の助動詞とは違い主語によりbe動詞が変形するので注意が必要です。
そして、中学生が不思議に思うのは言い換えが何故あるかである。助動詞で言い換えがあるのは、can(=be able to)、must(=have to)などがあります。この様になる理由は助動詞と助動詞を並べることはルール違反になるからです。あくまで、助動詞の後は動詞原形を置く必要があります。例えば、「~できるだろう」という文をつくる時にどうしますか?あるいは、「~できるかもしれない」という文をつくる時にどうしますか?この様な文をつくる時に助動詞を使うしかありません。そのため、「will be able to」「may be ale to」の様に書けば助動詞+動詞原形のルールを守りながら助動詞を並べることが出来ます。
be able toの否定文はbe動詞の後ろにnotをつければ完成です。細かく書くと、「助動詞+not+動詞原形」の文章になりますが、この辺りは今までのルールを覚えていれば活用できます。一方、疑問形もbe動詞を文頭に持っていけば完成するので例文で確認しておきましょう。
mayは「~かもしれない」という意味の助動詞であり、助動詞のためmay+動詞原形で文章をつくる。例文にある様に「~に勝つかもしれない」という動詞をつくっていることがわかる。
mayの否定文に関しても、他の助動詞と同じくmay not +動詞原形で形をつくります。パターンが同じなので慣れてきましたよね。ただ、疑問文に関しては「~かもしれませんか」というと意味が成立しないので普通はつくりません。mayを疑問形にする文章は次の内容です。
丁寧に許可を求める際はMay I~を使用します。例えば、「May I help you?」とよく使用される文章があります。これは、店員がお客さんに対して尋ねる言葉ですが、当然丁寧に話す必要がるので使用します。返答の仕方はCan I~?の時と同じですが、ここでは「here you are.(どうぞ)」の表現を覚えておきましょう。相手に見せたり渡したりする時の単語であり、大学入試でも頻出です。