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【進路・受験情報】志望校合格のための勉強法~科目ごとの特性を知る~

教科ごとの特性を知ることで学習効果を高める

はじめに

E判定から逆転合格するためには、効率的に受験勉強をしなくてはいけない。ただ、多くの受験生は科目ごとに偏差値の上がり方が違うことに気がついていない。そのため、科目ごとの特性を知ることで受験勉強の準備をしていきたい。

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科目ごとの学力の伸び方を知る

下のグラフは科目ごとの学習の伸び方である。

よく受験指導している際に学生が勘違いするのは勉強すれば比例して学力が伸びると考えている場合がある。確かに、定期試験などであれば比例して点数が伸びることは可能である。しかし、受験(実力テスト)に関しては単純に勉強時間に比例して学力は伸びない。例えば、定期試験では平均点(順位)が高いけれども実力テストの点数(順位)はイマイチの場合はないだろうか。それは、定期試験は試験前に真面目に勉強すれば点数はそれなりに採れる。一方で、実力テスト(入試)は3年間の範囲が全て含まれるため本当に学力がついていないと点数に結びつきません。そして、科目により学力が伸び始めるには時間がかかることがわかります。学力が伸び始める前に入試本番がくることが多いです。勉強は早めに取り組む必要があることがわかります。

余談ですが、一部の学校では「思考力・判断力・表現力」を重視して日々の小テストなどで評価を決めている学校があります。テスト前だけの勉強を防いだり中間試験・期末試験だけで点数を評価することから日々の学習を細かに評価しようとする動きがあります。ある学校では進路実績が上がったらしいですが、中高一貫校に変更して入学する受験者層が上がった要因があるように思える。大学入試では、高校での小テストや定期試験が高くても全国模試ではイマイチな場合がよくあります。実際、高校の成績が当てにならないことも多いです(高校により学習内容のレベルが違い過ぎる)

次は各教科ごとに学力の伸び方を考えていきましょう。

英語の学力の伸び方を理解する

英語は文系でも理系でも重要な科目になります。極論を言えば、英語で点数が採れるなら、それなりの大学に進学できます。一方で、英語を苦手科目にしている受験生も多くいます。それでは、英語について考えてみましょう。

英語は大まかに3つのパターンがある。まず、受験勉強を始めた頃の期間①では偏差値は簡単に上がることはありません。単語を100語、200語覚えようが受験に必要な単語から考えれば僅かな内容です。そのため、ある程度単語を覚えて、ある程度文法力が身につかない限り学力が伸びてきません。そして、多くの中高生が英語を難しいと思う要因の1つです。この期間にしっかりと勉強を続けた受験生だけが急激に学力を伸ばすことが出来ます。特にこの時期は英単語や英文法を繰り返し取り組んでいけば学力を伸ばす下地ができます。

期間②には入ると急激に偏差値を上げることができます。この時期に入いると偏差値20程度の学力を伸ばすことが出来ます。この時期は長文読解を通して読解力を伸ばしていく必要があります。この時期の壁は、共通テストや産近甲龍レベルの問題演習から国公立大学・関関同立レベルの問題に対応する力をつける必要があります。全国模試は共通テストレベルの問題であるため偏差値は直ぐに上がります。一方で、国公立大学・関関同立レベルの問題は抽象的な内容が多いため英語長文の内容が難しくなります。過去問演習を通して実力を育成しましょう。

期間③の時期になると、偏差値は安定しますが勉強をしても伸びにくくなります。時間内に問題を解きながらミスをなくすだけでなく、色々な表現を知る必要があります。そのため合格点周辺に到達すると急に学力が伸びなくなります。この時期は徹底的にミスを失くすことを意識しましょう。

この様に、英語の伸び方には癖があります。期間①の時に挫折しない様に計画的に勉強する必要があります。期間①の期間を短縮することを意識してください。長引けば長引くほど学習意欲は低下します。

国語の学力の伸び方を理解する

国語の勉強が難しいのは何となく点数が採れてしまう点である。そのため、点数が悪かったら問題が悪かったと言い訳する受験生もいます。しかし、国語も対策を打てば対応できる科目です。

国語の学力の上がり方は独特です。いくら問題を解いても、時間をかけても学力は伸びません。そのため、要領の悪い受験生は問題を沢山解くことで満足している場合が多い。また、国語を伸ばすために本を読みなさいと言っている教員もいるが受験生は問題演習時に評論文を読んでいるから改めて本を読む必要はないだろう。もちろん、小さな頃から本を読んでいる方がアドバンテージがあるが、本を読んできていなくても解き方を知れば大丈夫。実際、漫画すら読めない(読み方がわからない)高校生でも難関大学に合格できています。

では、国語の学力が上がる理由は解き方がわかることです。大学参考書には多くの予備校講師が参考書を書いているが、共通の項目も多くあるが講師によって解き方が若干異なっている。ただ、受験生は多くの解答パターンを身につけていかないといけない。解答パターンを知っているのと、実際に問題演習で使えるのは違う。そのため、覚えた解答パターンが使える様になれば学力が上がる。低迷と学力上昇を繰り返しながら学力は伸びていく。

国語が伸びない受験生は問題を解いて答えを見て終わっている。解答法を見たなら本文中の根拠をしっかりと見直す必要がある。もちろん、その場所だけでなく前後をしっかりと見直す必要があるだけでなく、パラグラフリーディングも必要だろう。それにも関わらず、国語の偏差値が上らないと嘆いている受験生の多くは見直し時間が短すぎる点である。そのため、国語は解き方が身につけば安定して得点が採れる一方で配点が高いのでミスが許されない科目である。いかに解答法を増やして使えれるようにするかが重要である。

社会・理科の学力の伸び方を理解する

社会・理科は同じような上がり方をするので下のグラフで確認しよう。

社会や理科は勉強した時間に対して比例的に学力が伸びやすい科目である。例えば、期間①では勉強した内容がしっかりと点数に結びつく時期である。日本史で言えば、平城京(奈良)時代を学習すれば、その範囲の問題は点数が採れる。そのため、旧石器時代から勉強していけば勉強時間に比例して点数が採れる。この点を考えれば、一番受験勉強しやすい科目である。ただ、受験生の落とし穴になるのが期間②である。

期間①の時は新しい用語を覚えていくことに集中すれば良かった。しかし、期間②では新し用語を覚えていくだけでなく、今まで学習した内容を忘れない様にしなくてはいけない時期でもある。実際には、室町時代、江戸時代、明治時代で壁にぶつかることが多い。また、全国模試では1回(5月頃)は室町時代頃までしか出題されず第4回(11月頃)で全範囲が出題される。そのため、第1回全国模試で偏差値70以上でありながら第3回全国模試(10月頃)には偏差値45程度まで下落している姿を見たこともある。偏差値60~75程度の学力があった受験生でも難関大学の入試問題に対応できない場合が多い。それは、期間②の時期で復習しながら覚えることができないためである。

以上のことから、日本史や理科は決して楽な科目ではなく受験レベルに達するためには、かなり努力が必要である。ただ、共通テストレベルであれば理科基礎×2科目はそこまで大変ではない。

数学の学力の伸び方を理解する

数学を苦手とする受験生も多いが、学力が伸びるのには時間がかかる。

数学に関しては段階的に上がるが、大前提として計算速度と正確性があるかどうかである。ある程度の進学校や中高一貫校に通っていれば基本的な計算能力と速度があると考えられるが、それ以外は数学の問題を解くための計算力を身につけなくてはいけない。例えば、「500円の30%は何円になりますか?」と国公立大学入試を控えた高校3年生に聞いても直ぐに「150円」とは答えられないことがある(*無事に国立大学に進学はしたが…)それぐらい計算能力が乏しいのが現状である。少数の計算や分数ができない場合もある。そのため、当初は義務教育レベルの問題が解けるかどうかである。そのレベルに到達したら教科書レベルの問題は早く身につくだろう。

ただ、数学の落とし穴は1題に時間をかけて悩む受験生が多い点である。思考力という言葉で騙されやすいが、まずは解答パターンを身につけないと悩むだけ時間の無駄である。よく受験生が何時間も勉強したと言ってくるが、どれくらい問題を解いたか聞いたら数問のケースがある。悩んだ結果、答えに導き出した内容は覚えられると言う神話に騙されている。大概は、悩んでわからずに答えを見ているだけである。複数の解答パターンを身につけないと、公式を覚えただけでは対応できない。実際に問題を見てわからなければ答えを見なさい。そして、答えの解答パターンを覚えなさい。その点に気が付ければ点数は伸びる。

数学はマーク対応と記述対応の両方をする必要があり手間がかかるのも事実である。そのため、1年生~2年生夏までに数学ⅠAを仕上げられるかがカギを握る。もし、高校2年生の夏を過ぎてもメドが出ない様なら国公立大学や理系から方向転換をすることを考えた方が良い。

以上の様に各教科ごとに学力が伸びるまでのパターンがある。もし、国公立大学の受験を考えているなら高校1年生の段階で英語と数学を徹底的に鍛えた方が良い。私大希望者なら高校2年生からでも難関私大に合格することは可能であるが、早めに受験勉強するよに心がけよう。

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