関係代名詞は長文読解だけでなく英文法でも頻出の問題になっています。もちろん、英作文では大学受験などでよく使用する英文法です。中学で学ぶ関係代名詞は基本的な内容なのでしっかりと仕上げるようにしましょう。
関係代名詞は名詞を後ろから修飾する役割を果たします。簡単に言えば、2つの文章を1つにまとめる役割があります。例文では①I know boy.という文章と②のBoy lives in Tokyo.を1つ1つの文章にするのではなく、まとめて言いたい場合があります。その場合に使用するのが関係代名詞になります。今回は先行詞が人なのでwhoを使用しましょう。
boyの説明であるBoy lives in TokyoをwhoでつなげるとI know boy who lives in Tokyo.の文章になります。最初に言ったように、関係代名詞は名詞を後ろから修飾するのでwhoの前の名詞であるboyが先行詞になります。先行詞が人の場合はwhoを使用します(thatの場合もある)
この様にすることで1つの文章で2つの情報を入れることができます。ちなみに、関係代名詞の中には動詞は必ず必要になります。
1の内容の補足になりますが主格の関係代名詞であるwhoを学びます。主格は主語になるのですが、例文にある様に~him who speak ~ や The man who speaks~などwhoの後ろに動詞が来ていることがわかります。この場合、whoは先行詞のhimやthe manを意味しているため主語を省略して関係代名詞で代用しています。
ちなみに2つ目の例文では、①The man is angryと②The man speaks meの2つの文章が混ざっています。The man who speaks me is angry.の文章の動詞に下線部を引いてみましょう。The man who speaks me is angry.そして、関係代名詞の中身は2つ目の動詞の前までになります。The man <who speaks me> is angry.こうするとThe manの説明がwho speaks meだとわかります。関係代名詞は名詞を後ろから修飾することを覚えていれば、「私に話した男は」と訳が出来上がることがわかります。この関係代名詞の切れ目を探せれば長文は怖くありません。
ちなみに、先行詞が人の場合はwho(that)を使用します。
先行詞が「もの」の場合はwhich・thatを使用して名詞を後ろから修飾します。2で学んだwhoが人に対してwhichは「もの」になりますが関係代名詞の作り方は同じです。
例文では①This is the train.と②The train goes to Osaka.の2つの文章を1つにまとめる必要があります。そのため、the trainを先行詞にする必要があり対象が「もの」のためwhichを使用しましょう。そうすると、This is the train which goes to Osaka.になることがわかります。
関係代名詞で気を付ける必要があるのは、関係代名詞の中の動詞は先行詞によって変わる点です。先行詞が1人称や2人称なら単数で表しますが、3人称なら動詞にsをつける必要があります。