出版社 | 旺文社 |
価 格 | 836円(税込) |
難易度 | 中学生1~3年生・高校受験 |
ページ数 | 440ペジ |
高校受験向けの単語帳であり、1冊で中学英語の全て対応することができる参考書である。でる順になっているため頻出順に単語を覚えていける。
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ターゲットシリーズの中学生向けの単語帳であり、高校生向けに出版されている内容より読みやすい内容になっている。そのため、大学受験用の単語帳に慣れている人には最初違和感を感じてしまう。ただ、英語の力がない中学生なら扱いやすい内容である。
見開きで単語帳が掲載されており、英検の基準も掲載されていることから便利な単語帳と言える。目安として、800語覚えれば公立高校レベル、1500目で覚えれば上位公立レベル、1800まで覚えれば難関校レベルの単語を身に着けることができる。そのため、最初は1~800を覚えていけばよい。ただ、『基本英単語・熟語ターゲット1100』と何が異なるのか見ていけば、単語が高校入試に出題順でないため中学生は本書を使用したほうが良い。
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入試対策なので定期試験対策と併用して使用することで効果がでる参考書である。音声が無料でダウンロードできるサービスもついているのでリスニングの基礎を強めるのにも丁度良いかもしれない。
本書は、どちらかと言えば機械的に単語をどんどん覚えていくタイプの単語帳ではない。もし、先に単語を覚えていきたいと考えるなら、『速読英単語 中学版』を使用したほうが良いだろう。長文もあるので本書より値段はするが機械的に覚えていきやすい単語帳である。
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一方で、本書は比較的英語が苦手な中学生からでも取り組める内容となっている。高校受験に必要な単語を頻出順にしているため英語を得意としない中学生から最後まで覚えれば難関校も狙える位置まで学習することができる。
本書を単語を覚えるために使用しても良いし、辞書代わりに使用しても効果的である。テストや小テストで出題される内容を本書にチェックしていけばテスト勉強と兼任で受験対策にも使用することができます。単語カード版もありますが、単語カードは正直英語学習では非効率なので使用しない方が良いでしょう。そして、本書程度の内容なら本気出せば3か月程度で終わります。そのため、最初から段階的に取り組めば少ない時間で効果的な学習ができます。中学1年生から購入しても良い参考書です。