未来形(be going to~)を学習してきましたが、今回はwillを使用した未来形について学習していきます。今までの未来形とつくり方は同じなので間違えない様にしていきましょう。
be going to~と同じように「will+動詞原形」で「~するつもり」「~します」の意味があります。中高生が混乱するのは同じような使い方をするにも2つ言葉が存在する理由ですが、be going to~はすでに決められている予定に対してwillはその場で決めた(思いついた)予定の意味があります。ただ、その背景があるぐらいの知識で十分であり、言語学を極めたい人以外は、どちらも同じような使い方で使用するで構いません。ただ、以下のような場合は注意がいます。
(問題)空欄に入る英単語を書きなさい
日本語訳・・・私は彼を助けるだろう 英文・・・①I ( ) help him. ②I ( ) ( ) ( ) help him.
①と②は同じ意味であるので英作文ならwillだろうがbe going toだろうが使用しても問題はありません。ただ、上記の様に空欄で語句が指定されている場合は使い分ける必要があります。
未来形(will)の否定文は「will not +動詞原形」で「~するつもりはない」「~しないだろう」になります。willは助動詞なので否定文の場合は助動詞の後ろにnotをつければ完成します。注意が必要なのはwill notの短縮形は「won’t」なる点です。
主語に関係なくwill notを使用するので注意してください。間違ってもwillsにしないでください。ちなみに、大学入試(難関レベル)になりますがwillは井戸の意味があります。ある文章で「I dig wills」という文章があり、高校生でも何も考えずにwillsを助動詞の未来形willで訳をしている場合があります。will+動詞原形のルールを知っていれば可笑しいと気づくのですが、この場合はdigが「掘る」という動詞でありwillsは「井戸」の意味になります。複数形のsがあることからwillを名詞で使うことを判断します。
この様に基本をしっかりと抑えていれば応用問題も解けるようになります。
未来形(will)の疑問形は助動詞willを文頭に持って行って、「Will + S + 動詞原形~?」で「~するでしょうか」「~しますか」の意味になります。もちろん、主語に関係なく同じ形を使用しますが、be going toの疑問文と同じ世にYes/Noで答えるようにしましょう。
前回学習した、「疑問詞+be going toの疑問文」と同じように「疑問詞+willの疑問文」で疑問詞を使用した疑問文が完成します。こちらも、疑問詞の意味(いつ、誰、どこで等)を先に訳した後にwillの疑問文を普通に訳をすれば和訳は完成します。慌てずに取り組みましょう。
中学生が学習する英文法は同じパターン・類似パターンが非常に多いです。そのため、基本的な内容をしっかりと抑えることで高校受験にも対応することができます。