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【進路・受験】大学受験の指導経験から高校受験の英語対策を考える

中学生の英語を早期に完成させる

はじめに

中学生の中には英語を苦手科目にしているが、実際には安定的に点数を採ることができる科目になります。高校受験だけでなく、大学受験でも英語は重要な科目になるので英語学習の方法について考えていきたい。

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【苦手な理由1】単語を覚えていないから英語を解けない

まず、中学生・高校生は単語を覚えていないことが多いです。まず、英語学習では単語を覚えていないと始まりません。ただ、中学生は継続的に単語を学習する子は少ないのが気になります。単語帳は、『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800』『速読英単語 中学版』などで1冊単語帳を買って取り組む様にしましょう。

関連記事:【進路・大学(高校)受験】英単語の効率的な覚え方で偏差値を大幅に上げる

大学受験を指導する前に、まず最初に教えるのが単語の学習についてです。それができないと、英文法・長文読解などを取り組んでも時間がかかりすぎて非効率です。

例えば、偏差値40前後の高校生であっても中学生範囲の単語は数日~1ヵ月ぐらいで覚えています。確かに、高校生だからと言う人もいますが、小学生・中学生から不登校で中学3年間で2日しか登校していない子でも数日~1ヵ月程度で覚えてきます。中学生にそこまでのスピードで覚えて欲しいとは言いません。ただ、6ヵ月~1年程度で全範囲を学習できるようにしましょう。

多くの中学生は、小テストや定期試験のために英単語を覚えています。もちろん、それも大事なのですが高校受験を視野に入れるなら英単語をしっかりと取り組みましょう。

大学受験でも単語帳1冊覚えれば偏差値10は上がります。そのため、英単語・熟語を覚えれば英語が得意科目になります。

【苦手な理由2】英文法を最初から細かく覚える必要があるのか?

中学英語は1つ1つ重要な英文法を教えられます。この中学範囲の知識があれば大学受験でも効果的な学習ができます。ただ、1つ1つ丁寧過ぎるため、逆にまわりくどい点があります。

例えば、助動詞なら助動詞で固めてもらえればよいのですが、can・will・must・mayなどを固めて学びません(学年を超えて学習します)。そのため、中学で学習する英文法は大筋は難しくないのに、細かく(まわりくどく)説明されているので難しく感じてします。

中学英文法は例外も少なく、基本的な内容であり、同じパターンで繰り返し出題されます。そのため、1つ1つしっかりと覚えた上で、復習をすれば英文法で苦しむことはありません。ただし、テスト前以外で英文法の復習をする中学生の方が少ないと思います。

【苦手な理由3】長文読解量が少ない

中学生は英語長文読解量が少ないと感じます。長文読解は英単語(熟語)の確認・英文法の確認だけでなく速読力がつきます。高校受験では英語長文の出題数が多いので、処理速度を上げるためにも英語長文の量を増やしてほしい。ただし、注意点は英単語を調べて長文を読む必要はない。実際の本番は英単語を調べることができない、調べる時間がもったいないの2つの点である。もし、あまりにも単語がわからない状況であれば英単語の勉強を先にしよう。

そして、長文読解をしていく効果は文構図を理解できる点である。これができれば、入試が非常に楽になる。例えば、以下の問題を考えてみよう。公立高校の赤本からの問題である。

この並び替え問題を見た際に本文全文を読まずに選択肢から答えを導き出します。( )前後の文章に何も価値がありません。では何を注目するかのですか、長文読解の時に使用する①文型の把握(動詞の存在)と②現在分詞についてです。

まず、動詞が「ウ.saw」しかありません。このことから、SVO文章になることがわかります。もちろん、名詞が「イ.station」と「ウ.an old woman」の2つがあるのでSVO₁O₂の可能性はありますが…現在分詞が使われているので消去しています。

そして、「look for」で「~を探す」の意味になります。それが「looking for」になっており現在分詞になっていることから名詞が必要になります。「~を探している○○」という訳になり~はlooking forの後ろの内容です。そのため、「駅を探しているお婆ちゃん」と「お婆ちゃんを探している駅」のどちらかの意味になります。もちろん、後者は意味が不明なので「an old women looking for station」という形で1つの固まり(名詞)になります。

主語があるので、動詞の「saw」(V)を置いて「an old women looking for station」(O)をつなげます。ただ、「オ.the nearest」を入れるのを忘れずにしましょう。当然「the」が使用されているので「最も近い○○(名詞)」になります。そうすると、当然、I saw an old women looking for the nearest station.と文章は完成します。

一見すると、英文法を使っていますが、これらの技術の多くは長文読解で養われる力になります。長文読解では動詞を把握させているので、文型の把握ができます。そしてlooking forのように動詞にならない理由を説明するので現在分詞・過去分詞を理解できます。そして、語彙力があれば公立高校の入試問題には対応できます。

後は、文法上の特別な内容を少し覚えれば入試レベルです。実際、学校や塾などで長文読解を中心に勉強をしている方が少数派でしょう。なぜなら、予習に時間がかかるからです。ただ、高校受験程度の内容であれば果たして予習はいるでしょうか?恐らく、問題を解くレベルになるまでは復習中心で良いはずです。

ちなみに、大学受験で指導する際は、どの様な学力であっても長文読解を中心に取り組んでいきます。長文読解を通して、語彙力・文法力・パラグラフリーディングなどの能力を把握できます。共通テストではリーディングだけになったのだから長文読解を多くした方が良いでしょう。

中学で学ぶ範囲は狭い

高校入試問題を作成している時は、中学校の教科書を何冊も比較しながら作成していくのだが、使える言葉が少ないことがわかる。教科書で書かれている文字が、何故こんな言葉が漢字でないのか?など思える。問題作成時に以上に苦しむ。赤本など見ていても、このレベルの単語で注釈が入っていると思うことが多い。

そのため、中学生範囲は覚える内容が少ないので、しっかりと学習をすれば必ず学力を伸ばすことができます。鍵を握っているのは復習をするかどうかです。定期試験で高得点を採っても復習をしなければ意味がありません。しっかりと取り組みましょう。

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