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【進路・受験】大学受験を意識した高校選び①~生徒が伸びる学校~

大学受験に取り組みやすい環境が大事

はじめに

高校を選ぶ際の1つの考え方に大学受験を視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか?中学生のうちから大学受験を考えるのは早いと思うかも知れませんが、進学後に後悔しても手遅れになります。高校選びの材料の1つとして大学受験を意識した高校選びの方法を考えてみましょう。

1.カリキュラムを確認する

カリキュラムは3年間の学ぶ授業内容(科目と単位数)になっています。そのカリキュラムからは高校がどの様に生徒を伸ばしていこうとしているかを見ることができます。それが自分に合っているかどうかを考える必要があります。

①高校(コース)によっては数学B・日本史B・世界史Bの授業が最初からない高校もある

この場合は、国公立大学を狙えるような指導をしない・有名私大(日東駒専・産近甲龍)なども狙っていない・理系の大学には行かせない・狙っているのはAO入試・指定校推薦入試であって一般入試で受験する生徒は対応していない。

この様な高校は偏差値55以下の高校で多くある現象です。たとえ、授業が開講されていても一般入試で受験する生徒が少ない高校では授業内で受験レベルの内容を教えることはありません。受験レベルの内容にすると平均点が大幅に下がるので授業を開いているだけの場合もあります。場合によっては、選択授業で受講できる科目もありますが希望者が少ない場合は閉講される場合があります。実際に、偏差値58程度の高校で2年次に世界史Bを受講していた高校生が、3年次では希望者が少ないことを理由に開講しなかった場合があります(受験で世界史を必要とする高校生がどこで勉強するのでしょうか?)。一方で、数人でも希望者がいれば開講する高校もあります。高校によって違いますが事前に教えてくれない高校が多いのではないでしょうか。

以前、数学ⅡBが必要な受験生がいましたが、学校の授業では高校3年生で数学Ⅱ(4単位)しか学習をしません。そのため授業外で取り組む必要があり、学校が始まる朝7時~8時30分まで数学の補習に充てていました。受験生にとって負担が増えることを意味します。

②カリキュラムは国公立大学を目指したものなのか、私大受験を目指したものかを確認する

偏差値が高い高校の方が国公立大学を目指したカリキュラムになっている場合があります。ただし、気になるのは国公立大学合格者を多く輩出している高校は問題ありませんが、国公立大学合格者が少ない高校では私大型のカリキュラムに変更できるかどうかが重要です。下記の関連記事で国公立大学に進学する難しさを考えてください。

関連記事:【進路・高校受験】大学受験を意識した高校選び(合格者数の中身を知る)

国公立型のカリキュラムのままでは、高校3年生でも数学や理科、公民科目の学習が必要になるうえ、国公立大学対策のため授業が難しい場合もあります。その場合は、受験生にとって負担になる可能性があります。同時に文理選択の変更(理系から文系)が第3学年の進級時に可能かどうかも重要です。

一方で、私大型のカリキュラムであっても中途半端感が否めない高校もあります。実際、受験科目に必要のない授業が設置されている場合がありました。カリキュラム編成の時に受験を意識したコース(結果を残す)なら、主要科目の授業数を増やした方が良いと提案しましたが却下されました。理由は「受験科目だけでなく多角的な知識を学ばせたい」「そんなに多くの授業をしたくない」などつまらない理由でした。当然、受験結果は散々なものと感じました。

余談ですが、現代文や英文を通して、自然科学・哲学・国際文化・人種・思想など色々なことを学ぶことができます。そのため、受験科目に特化したカリキュラムでも一般教養を増やすことはできます。

ただし、どの様なカリキュラムであっても実績が伴っていなければ授業内容が効果的であると言えないでしょう。目標に達して実績がどのような結果になったか重要です。この目標と結果を公表している高校は少ないので残念です。*結果は合格者数ではなく進学者数が重要

③中堅以下では受験に特化したカリキュラムが少ない

中堅高校(偏差値55~60)以下の場合は、カリキュラムはバランスよく設置されているため私立大学や国公立大学に特化したカリキュラムはない場合が多いです。実際、偏差値40未満(3年間の卒業率が約42%)の高校で数学Bや倫理などの多くの授業が開講されていましたが、もちろん受験を意識したものではありません。

そのため、その学力層の中学生がカリキュラムから高校を選ぶことは難しいでしょう。少なくとも、文系か理系でカリキュラムが分かれている(選択できる)高校を選ぶ方が良いかもしれません

ただ、注意して欲しいのが普通科以外の専門科や私立高校に多い普通科だけどコースになっている場合です。例えば、国際科に進学した場合に英語の授業は多くなり、毎日英語関連の授業が増えます。そのため、宿題やレポートなどの負担が重くなる場合があります。実際、国際科に進学して英語が嫌いになった高校生も多いです。そのうえ、楽しい英語(ALTと遊ぶ)を学習している場合も多く英語の実力がついていない場合もあります。以前、英語科に通っている高校生(評定4.0以上)が自分には「英語しかないから」と言っていましたが、センター試験形式の模試で120点程度(得点率60%)であり、得意科目でも何でもないといことがよくありました。特に、専門科は何かの授業を減らして専門科目を増やしていることもあり、必要最低限の科目しか勉強しないことがあります。注意がいるのは、国際科なら、私立大学合格者数で関関同立・MARCHのどこかの学校で合格者数が100名以上出ていないと指導力は信用できません。理由は、①3科目受験なら英語が得意な受験生は有利なはず②高校に進学する際に英語が得意であることから学力は比較的高い、この背景があるにも関わらず結果が残せないなら高校の授業は効果が低いことがわかる。

私立高校に多いコースでは、年間で設置できる単位数が限られているので何単位コースの特色がある授業をしているかによる。受験関連科目が減らされすぎていると苦しくなるかもしれない。

ちなみに、専門科に進学するメリットは大学入試では専門科を対象とした入試を実施している大学も多い。そのため、その入試方式を利用して難関大学に進学している高校生もいる。

まとめ

カリキュラムから学校を選ぶことは難しかもしれないが重要な場合が多い。特に理系の場合は数学Ⅲなどは独学で学習するのは難しいのでカリキュラムがある高校を選んだ方が良いだろう。また、大学の進路によっては物理基礎を学習したほうが良い場合もある。色々、カリキュラムを見ていたら学校の特色が見えてくる。

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