学習量を増やす方法②「参考書を意味なく買い過ぎない」

よく言われているのが、1冊の参考書を完璧に仕上げる方が学力が伸びるという点である。これは間違いではなく、同じような難易度・分量の参考書であっても初めて解く参考書は時間がかかります。そのため、同じ参考書を何回も使用する方が勉強量は増えます。これは、漫画や小説で例えるとわかりやすいかもしれませんが、初めて本を読んだ時より、繰り返し読んでいる方が読む速度も速くなっており、1回目では気づかなかった表現や内容も読むたびに気づきます(伏線などはまさに)。それは参考書でも同じで1冊の参考書を仕上げる方が学習効果が高まります。

ただ、注意が必要なのは各教科で柱となる参考書の1冊を決めれば良いという点です。参考書によって出題パターンが違うこともあり、問題を解いていく参考書と読み込む参考書を分けておきましょう。例えば、中学生であれば学校から配られる3年間のまとめの副教材でも十分です。高校生であれば、各教科で繰り返し学習する教材を決めておく必要があります。

つまり、何度も繰り返す参考書(インプットの教材)と問題演習を取り組む参考書(アウトプットの教材)の両方をつくれば入試に対応できます。何冊も参考書を買う前に、覚えこむ参考書を1冊に決めて、それは徹底的に取り組みましょう。

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