出版社 | 数学社 |
著 書 | 教学社編集部 |
価 格 | 2,255円 (税込み) |
難易度 | MARCH・関関同立 |
ページ | 400ページ |
2011~2020年度の10年分の過去問を分析された68題が出題されています。出題形式が多い大学のため立命館大学を志望する受験生だけでなく、総合的な問題が出題される他大学でも学習効果があります。
『立命館大学の英語』はほんのタイトル通り立命館大学の過去問から抜粋された問題が掲載されている。そのため、立命館大学の英語に慣れるために効果的な参考書と言える。ただ、入試問題が総合力を試す問題であるため、多くの出題形式がある。そのため、立命館大学を希望している受験生は『関西学院大学の英語』を同時に取り組むと良いだろう。どちらの大学も、多少癖がある問題が出題されることもあり、難易度・出題形式と丁度良いレベルである。
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これらの参考書は赤本を取り組む前に始めるべき参考書である。そのため、共通テストレベルの問題集を並行して取り組むことで効果的な学習をすることができます。
最も取り組みやすい時期は、高校3年生7月~9月頃までに取り組んだほうが良いでしょう。普段、この時期に1週目を取り組ませた後に、問題慣れを目的に1週間で2~3題取り組ませる程度にします。そうすることで、入試までに3~4回取り組むことができます。もちろん、早めに取りくめるなら早い方が良いのですが、問題自体をまったく解けないのでは意味がありません。
このレベルの問題集を取り組んでいく時に注意が必要なのは解説は簡素的であることである。その一方で、問題数は多いというメリットはあります。正直、力がない受験生が本書を取り組んでいくと、問題を解いているだけになります。それなのに力がつくことはありません。
では、どの様にすれば良いかですが、①正答率が60~70%程度の力がある、②指導してくれる人がいる、この2つのパターンの場合は有効です。伸びない受験生を見ていると問題の解説を見ているだけ、日本語訳を読んでいるだけの場合が多いです。実際、指導している際は全訳させながら精読すべき内容などは、しっかりと精読させながら文章を読む癖をつけていきました。
もし、指導してくれる人がおらず、正答率が低い場合は無理に本書を取り組むのではなく、解説が詳しい問題集(参考書)を取り組んで力をつえましょう。そうすることで、時間の無駄を省きましょう。