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【進路・中学生/高校生】1日どれくらい受験勉強をすることができるか?

1日10時間勉強しても少ないかもしれない

はじめに

1日10時間勉強すれば多くの中高生は十分勉強したと思うかもしれない。しかし、追い込みをしている受験生にとって10時間以上勉強していくこともある。では、実際に1日どれくらい勉強できるかを考えていきたい。

勉強時間より勉強量(質)が重要であるが…

受験勉強では、勉強時間を増やせば比例的に学力が伸びるものではない。受験勉強で重要なことは勉強量(質)である。そのため、同じ10時間の勉強をした生徒Aと生徒Bがいたとしても、勉強量に大きく差が出る場合がある。例えば、生徒Aは10時間で英文法参考書を300ページ学習できた時に、生徒Bは同じ参考書を150ページしか学習できていない場合がある。このよう、同じ勉強時間であっても勉強量が変わることはよくある。しかし、もし同じ勉強量(質)であれば学習時間が多い方が学力を伸ばすことはできる。では、どれくらい1日で学習できるのだろうか?下図は私自身が受験生の時に取り組んだ学習時間である。

期間を3つに区分したが、受験勉強時のタイムスケジュールは2時起床・20時睡眠のリズムで生活をしていた。この様なリズムで生活していた理由は、夜は家族が騒がしいので騒がしい時間に睡眠をとって、静かな時間に起きるという生活で受験勉強に挑みました。そのため、自分の部屋があるなどで静かな環境で学習できるなら普通の時間帯で生活しても問題はりません。重要なことは睡眠時間を削らずに6時間程度はとることです

では、実際にどの様に学習していたかを確認していきます。

期間1の時間帯の学習パターン

2時に起床した後は、約30分~1時間程度で洗顔やシャワーを浴びて目を覚まします。そして、遅くても3時には勉強を開始します。当時はカロリーメイトを食べながら勉強をしていました。7時頃まで学習をするので合計4時間の学習になります。そして、取り組んでいた内容は以下の内容になります。

上記の内容を取り組みながら余った時間を、より深堀して繰り返すか英語精読系の参考書を学習していた。この時間帯は基礎学力の定着を狙っていたので基礎を重点的に学習している。

余談であるが、漢字に関しては漢検2級を高校2年生で合格して以降は、何か漢字の学習を別にしていない。問題演習などで間違えた内容を別に書き留めて学習しておいた。

関連記事:【受験・進路】進研模試vs全統模試のどちらが正しい判定を出せるか?(大学受験)

期間2の時間帯の学習パターン

7時からは食事をとるのだが、学校がある日は登校しなくてはいけないので授業中に内職以外は勉強できない。授業中の内職は基本的に暗記系の科目が多いので日本史のサブノートか英語関連を重点的に取り組んだ。

土日や授業がない日程の場合は、8時前~12時まで一気に勉強をしていきます。ここでも、4時間程度の学習時間を確保することが出います。取り組んでいる内容は大問1つ程度の問題を中心に取り組んでいきます。教科に関しては、その日の気分によって切り替えます。ただ、変に偏りがないようにバランスを考えて取り組みます。この時間帯は比較的繰り返し学習が多い時間帯になります。

  • 授業がない日(土日・長期休暇中)の学習時間・・・8時間
  • 授業がある日・・・4時間+授業内内職

期間3の時間帯の学習パターン

期間3の時間帯は過去問系統を取り組んでいく時間にしていました。過去問は1題で60分~90分になるので復習と合せれば120分~180分程度はかかります。土日などであれば何科目ができますが、学校がある日(17時前に帰宅)は1題程度が限界です。余った時間を、間違い箇所の復習に時間をあてます。結果、以下が1日の学習時間になります。

  • 授業がない日(土日・長期休暇中)の学習時間・・・14時間
  • 授業がある日・・・7時間+授業内内職

長期休暇中などは14時間の学習をしていることになります。そのため、10時か勉強している受験生より1日4時間多く勉強していることになります。もし、4時間は大きくない差ですが積み重なっていくと大きな差になります。もし、40日の夏休みがあるなら160時間の差が生まれます。160時間は5単位授業の1年分に該当します。そう考えると、10時間勉強しても十分ではないと考えることもできます。

もちろん、10時間受験勉強ができることは立派です。ただ、追い込みをかけてくる受験生の中にはとんでもない勉強量をする子もいることを知っておきましょう。

そして、勉強時間も大事ですが取り組んでいる内容が大事です。期間①では基礎学力の反復復習、期間②は演習問題で応用力、期間③は過去問で実践力をバランスよく学習している点です。この様にバランスよく学習できるのも時間をかけたからでしょう。

もちろん、独学で学習していたこともあり、今思えば無駄な学習もしています。途中で志望校を上げたこともあり赤本が売り切れていて過去問を取り組んでいない失敗もしています(合格できたから良いけど)。そのため、今の受験指導は、失敗したからこそ効率的だと感じています。

10時間勉強しても甘さが残っている点が問題

現在の志望校判定がA判定で過去問も正答率が70%以上は確実に採れる(共通テストは合格ライン)なら、無理から勉強時間を増やす必要はないかもしれません。ただ、追い上げる必要がある受験生は勉強を中心とする生活が必要でしょう

私自身も大学受験の際に追い上げが必要な状態であった。そもそも、高校は受験希望者が少ない多様校に通っていました。実際、高校1年生の時に学年集会(入学オリエンテーション)で「今年、大学に行ったのは8名だけだ(入学生320名)、お前らに行ける大学はない」と言う言葉が印象的でした。地方の高校ではなく、高校時代の遊び場に関大前(関西大学前)があったように大学は通いやすい環境にあったはずですが…。確かに、指定校推薦は京都学園大学と阪南大学の2校しかない進学が絶望的な高校でした。実際、初めてのセンター形式模試で日本史76点(100点満点)なのに英語39点(200円満点)から受験が始まったことを考えれば、よく追い込んだと思う。最終的に併願校も合わせれば進研模試偏差値(現在)で64~76の大学に合格しているので成功したといえるだろう。

この様に、追い込みが必要な受験生にとって受験勉強以外に何をする?と思えてしまう。例えば、10時間勉強して6時間睡眠しても16時間の時間を使っただけである。残りの8時間は何をしているの?食事や風呂などを考えて3時間使ったとしても5時間も時間が余っている計算になる。では、その5時間は何しているのだろうか?

例えば、以下のような出来事が生じている

  • 携帯電話で友達と話している・LINEをしている
  • 携帯ゲームなどをしている
  • TVなどを見ている
  • 1時間以上かけて、ゆっくりと食事をしている(TVや会話を楽しんでいる)
  • 息抜きという名の現実逃避をしている

残念ながら、上記の行動をしている受験生は追い込みの意識は低いと言える。休憩をとるなではなく、休憩をとるなら計画通りとることが大事である。上記はダラダラとしておりメリハリがない場合が多い。

例えば、それなりに学力を持った受験生を指導している際に突発的に休む(体調不良になる)受験生がいた。基本的には勉強しているのだが、1か月間でも勉強をやりきったことがない。休んでいる理由も遊びに行っていることは知っている(周りは簡単に悪気なく話してくる)。一方で、計画的に休みをとって勉強している受験生もいる。結論から言うと、前者は壁を越えられずに学力が伸びないが、後者は壁を越えて学力を伸ばしてくる。壁を超えるかどうかは紙一重である。

いつも受験生に言うのだが、「合格レベルに達していないのに休みたいの?」「1点で不合格になるかもしれないよ?」「後で結果を見て後悔しても遅いよ」である。もちろん、受験生の個性に応じてもっと優しい言葉に変えることはあるが…。ただ、最後まで勉強をやりきった強さを知っていると、もうひと頑張りして欲しいと思う(*もちろん、追い込む必要がある受験生に対して発している言葉出る。こんなことを言われたくなければ、早めに受験レベルに達すれば良い)

以上のことから、10時間勉強していても残りの時間で何をしているかを見直す余地はある。志望校に合格するレベルになってから勉強のペースを落としても良いだろう。ただ、自分は頑張ったつもりであるが周りも頑張っていることは知っておく必要があるかも知れない。

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