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【進路・小学生/中学生】学習塾と学校の上手な付き合い方

学習塾も学校も良い点を上手に活用しよう

はじめに

学習塾には学習塾の良い点と悪い点(不満点)があります。同様に、学校生活も良い点と悪い点(不満点)があります。どちらか一方が正しいのではなく、両方の良い点を上手く活用する方法について考えていきましょう。

学習塾や学校に保護者は何を期待している?

よく、受験指導していると学校に通っている時間がもったいないと言う高校生がいます。確かに、学校が負担になっている場合もあります。しかし、基本は学校に通いながら受験するのが本来の姿だと感じています。実際、文句を言っている高校生は、勉強漬けの生活をしていることはなく勉強する時間をつくりだすことは可能な場合が多いです。

ただ、そもそも学習塾や学校に対して保護者は何を期待しているのでしょうか。下図にまとめてみました。

学習塾に期待すること学校に期待すること
内容・勉強を好きにさせてくれること
・学習習慣を身につける
・テストや内申点を上げてくれる
・講師に魅力があること
・基礎学力・教科の力を伸ばす
・社会のマナーやルールを教える
・道徳や思いやりを教える
・規則正しい生活を身につける

抜粋された内容ですが、学習塾が学力関連を求めることにが中心なのに対して、学校は学力だけでなく社会性を求める内容が期待されていることがわかります。そのため、学習塾と学校のどちらが良いではなく両方と上手く活用することが大事なことがわかります。

学校の重要性は何?

学校で期待できるのは社会性を身につけやすい環境にあることです。確かに、規則正しい生活(一般的なルール)など家庭で対処すべき内容も学校が面倒をみなくてはいけない環境にあるのも事実です。そのため、そこまで学校に求められても困るだろうと思う点もあります。

例えば、どれくらい些細なことでも学校にクレームがくる場合もあります。服装が乱れている(スカートを短くしている・化粧しているなど)など学校周辺以外の出来事でも電話がくる場合があります。クレームがくれば対応しなくてはいけないのですが、教員の負担になっている場合があります。あるいは、遅刻や欠席など生活習慣でさえ学校が取り組まないといけない場合もあります。進級や卒業が危ない場合はモーニングコールみたいなことをしている場合もあります(それで、何もせずに進級ダメなら文句を言われる場合もある)。

しかし、学校では集団生活を学ぶ貴重な時間でもあることは間違いありません。行事(体育祭・文化祭)・授業・部活動・学校生活を通して集団生活を学ぶことになります。そのため、学校生活自体を軽視してはいけません。もちろん、トラブル等も発生するだろし、対応が上手くいかずに悩むことも多いかもしれません。ただ、それも成長するためには必須だと思います。

では、勉強面で考えてみましょう。

学習面を補うために必要なこと

小中学校で効率的な授業が展開できるかと言えば必ずしも期待できない場合があります。理由は、40人学級では学力層が幅広いこともあり、個々の学力に応じた授業を展開することが難しい点があります。

例えば、小数点の計算ができない子どもを相手に割合計算を教えることはできるでしょうか。高校生であっても小数点の計算ができない学生が多い場合があります。そのため、化学のmol計算がmolの理解度でなく小数点の計算問題で点数がとれない場合があります。

この様に、学力層が多様な30~40人で授業をしている以上は効率的な学習は期待できません。一方で、小中学校では基礎的な内容だけなので、基礎学力を学習する・定着させることは十分可能です。ただ、学習塾に望む点で「わかるまで教えて欲しい」とのニーズがある様に、学習の漏れを補うことが学習塾に求められている。

平成29年の調査によれば、小学生で1000人当たり5.4人・中学生で100人当たり32.5人が不登校になっており増加傾向にある。ただ、年間30日以上欠席する子ども達は不登校に該当しないが学習の遅れはおきるだろう。この点からも、学校では学力だけでなく多様な生徒が一斉に授業を受けているため、多様性を学習することはできるが効率的な学習は難しい。そのため、学校では基礎的な学習をする場と考えて良いだろう。

学習塾と学校が求められている学力と社会性の相関関係は以下の図のようになるだろう。

学校は学力だけでなく社会性を求められることが多い。一方で、学習塾に関しては学習塾Aのように高度な学力を求められる学習塾と学習塾Bのような学校の授業内容を補うことが求められる場合がある。ただ、どちらの場合も社会性を求められる場合は少ない。

ただ、小中学校では学ぶ内容は基礎学力として全ての土台になるため必ず必要とする内容である。そのため、両方を上手く活用する必要がある。

学習塾の方が学習指導力があるは本当か?

以前、教師が批判されている際に学習塾の方が生徒を伸ばせると言われた時期あった。ただ、必ず学習指導力があるとは言えないだろう。もちろん、学習塾は民間企業のため集客をするためにも結果を残す(学力を上げる)ことは求められるだろう。ただ、学習指導力があるかは別問題である。

結論から言えば、学校も学習塾も学習指導力に関しては人によるといえる。まず、学習塾に関しては集団塾なら厳選されたプロ講師が授業することは可能であるが、個別・少人数制では大学生のアルバイトである場合が多い。そして、高学歴(旧帝大・難関私大)の大学に通っている大学生であっても、自分ができることと人に教えるでは違う。そのため、高学歴でも教えるのが下手な先生は多くいる。一方で、放課後補習などで予備校系の講師に来てもらったことがあるが飛びぬけて授業が上手いというわけではない。そのため、学習指導力は先生次第である。

ただし、それでも学習塾の方が学習効果が高くなるのは自分の実力に合った学習ができる点である。個別・少人数は当たり前であるが、集団塾でもクラス分けをしているように自分に合った内容の学習ができる。さらに、学習塾に通うことは単純に「学校の勉強+α」で学習時間が増えるため学力が伸びやすい環境になるのは当然である。

一方で、教育改革の影響で学校の勉強に疑問点が出てきたのも事実である。情報関連の授業や小学校の英語を始めたことで、何かの授業が減ってしまったことになる。さらに、考える力(思考力)を強調しすぎるためアクティブラーニングのようなグループで考える作業が増えてしまい、覚える力(演習力)が弱まった気がする。覚えるべき内容を覚えない状態で思考力を求めている場合がある。これは、教員の指導力以前に教育改革の影響で変わってしまった。

以上のことを考えれば、学習塾と学校の上手な付き合い方は学習塾は学校の授業に+αの学習であることを知っておくことである。それによって、目的をもって学習塾に通うことができる。さらに、学校は社会性を身につけるためにも行事ごとを減らさずに子ども達の想いでを積み上げていく必要がある。

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