9.睡眠時間を削って勉強する
受験時期が近づくと勉強時間の確保するため睡眠時間を削って勉強に取り組む場合があります。一夜漬けなら睡眠時間を減らすことに意味があるでしょうが、受験勉強は一夜漬けでは対応できないため、6時間程度は睡眠をとりましょう。睡眠不足は集中力の欠如や免疫力の低下による体調不良など良い点はありません。ただ、睡眠時間が多すぎる受験生は危機感が欠如しているかもしれません。
10.勉強計画を立てるが実践ができない
受験本を参考に勉強の計画を立てることに時間をかけすぎて実現不可能な目標を立ててしまい結局何もしない場合が多い。まずは、実現可能なスモールステップで目標を立てて進めていく方が効果的でしょう。この学習計画は受験指導ができる教職員などに協力してもらった方が良い。
11.外部受験の経験がなかったため、本番のプレッシャーにやられた
校内模試は受験料が安く、よく知っている場所で受験ができるため必要以上のプレッシャーがかからず実力が発揮できることができます。ただ、本番までに数回は外部模試を受験しておくことで経験を積むべきです。もちろん、模試は本番でないた必ずしも緊張感があるとは限らず、同じ高校の生徒同士で休み時間が騒がしいやナンパされたと報告されることが多々あります。それでも、外部で受験することで本番の精神的負担を少しでも減らすことができます。
12.周りに流されて勉強ができなかった
高校生の進路は早ければ6月頃に合格内定など実質的な進路が決定します。専門学校であれば、看護・医療系の学校以外は学力を求められない場合が多いため遊びます。一般入試・公募推薦入試以外の生徒は夏以降、かなり遊ぶかバイトをします。問題は、周りに流されずに勉強を続けられるかどうかです。周りの友達は甘い言葉で遊びの誘いをしてきますが、意志を強く持てるかが大事である。
13.歴史は暗記科目だから夏以降で大丈夫と勘違いした
歴史科目は暗記系科目であり、短期間で成績が上がったと言う言葉を信じて日本史や世界史を遅らせる傾向があるが、まず日本史・世界史は数か月で完成することはない(*特に高校3年の秋以降は過去問演習などで1科目に集中的に勉強する時間はない)結果として、最後まで点数が上がらずに受験に失敗する場合が多い。もし、歴史系科目を後回しにする場合は最低限はしなくてはいけないことを知っておこう。
14.過去問演習ばかりしていたが、得点率が上がらない
過去問演習は必ずしなくてはいけないが、一方で過去問演習だけしても学力が伸びることはない。過去問演習をする目的は出題傾向に慣れる・合格最低点までに必要な学力を知る・難易度を知るなど、過去問演習をした後に不足分をどう補うかを知ることである。実際、過去問演習を指導してくれる教員がいれば一番良いのだが。
15.受験のことを誰に聞いたらいいかわからない
受験に関して実際にアドバイスをしてくれる人が身近にいれば幸いです。しかし、実際は受験指導を知らない教員が多いのも事実です。ある時、数学科のA教員は時間があったので数学ⅠAセンター試験を解いて自己採点をしたら55点しかなかった。そのため、身近に受験指導の実力がある人がいれば、上手いこと活用しよう。
16.受験費用を考えておらず、出願時期に金銭面で揉めた
受験費用は、私学の一般入試の場合に1回につき3万5000円の費用が掛かる。さらに、最近は学部内併願や高得点方式など受験費用が高くつく傾向がある。そして、高校受験の感覚で2校程度の受験で良いと考えている受験生も多く、実際には7校程度受験している場合が多い。受験費用だけで20万~30万もかかることがあり、出願前に親と言い争いになる原因になる。そのため、金銭面に関係する受験校の数は事前に相談しておこう。
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