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中学生と高校生の授業を比較すれば受験対策の仕方がわかる【進路・中高生】

授業だけを聞いていれば受験対策ができるのか

はじめに

中学校でも高校でも文科省のカリキュラムや学習指導要領など教えることが決まっているはずだが、授業に関しての取り組み方が違う場合がある。それぞれの違いを考えれば受験対策について考えることができる。

高校では授業では入試対策が期待することができない?

まず、中学校と高校の違いを考えておこう。公立中学では幅広い学力層が同じ授業を受けているが、高校への進学率は約97%になっている。そのため、難易度の差があるが、中学生の大半は高校受験を経験することになる。そのため、学校の授業で全範囲を取り組む必要があることから授業範囲をしっかり学習すれば受験対策になる(*最低限、教科書内容を全て終了させる必要がある)。もちろん、授業の中身を考えれば高校受験に対応していない場合もあるが、基本的には中学生は授業内容を中心に学習すれば受験対策に通じる。一方で、学習理解度が「七・五・三」と言われるように中学生の学習理解度は5割程度である。できない生徒を置いていっても授業を消化する必要がある。

しかし、高校では授業の内容の質が変わってくる。まずは、高校入試があるため学力はある程度同レベルの生徒が集まっている。そのため授業がやりやすいと思うかもしれないが意外にそうではない。そもそも教科書内容を全て教える必要があるかという問題である。

高校生の大学進学率は56.4%である。問題となるのは、この56.4%の高校生が学力を求められているわけではない。一般的な学力を求められる試験は一般入試であって、それ以外の入試では学力が不要であったり高校での成績だけが問題になる。そのため100人の高校生がいれば約30人だけが学力が必要であり、その生徒のために教科書内容を全て取り組むかと言えば難しい問題である。

もちろん、進学校であれば一般入試の比率が多いが、準進学校以下に関しては一般入試比率は低い(*最初は一般入試を目指すが方向転換をする)。そして、難関大学に合格するには一般入試で受験する場合が多い。

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高校で教科書を全て教えられない理由

進学校や受験を意識したコース以外は教科書範囲を全て教えることが難しい。なぜなら、中学生範囲の学習指導理解度が5割である以上は、中学校範囲を振り返りながら学習する必要があるため時間がかかりすぎる。

そもそも、公立高校であれば6時間×5日の授業時間であることを考えれば中学時代と学習時間は変わらない。それにも関わらず、学習する範囲が大きく広がっているため、中学の範囲を復習しながら教科書範囲を全て網羅すること自体が無理な話である。

中学では3年間で「地理」「歴史」「公民」の3科目を学習します。しかし、高校では中学校で学習した内容を分ければ6科目になります。高校生の欄の科目は全て共通テストの試験科目として成立しています(+「倫理・政経」の科目もある)。そして、赤マスは私立大学で1科目として認められている場合が多い科目です(*地理は1部の大学)。赤マスの科目か「数学ⅠA・ⅡB」の選択科目になるので学習内容が多いことがわかるでしょう。

もちろん、多くの高校では必履修科目+受験科目で考えているので、「現代社会+世界史A+日本史B」か「現代社会+地理A(日本史A)+世界史B」などで学習しているパターンが多いでしょう。ただ、学習する内容が多くなります。授業時間は変わらないのに、学習範囲が広がり+中学時代の復習まで授業で取り組むと時間がいくらあっても足りません

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教科書範囲を全て学位することを望まない生徒と教員

受験を意識した高校やコース以外で受験レベル(教科書範囲を網羅)することを望んでいる高校生や教員はいません。なぜなら、受験レベルで教えると定期試験が難しくなる、勉強が追いつかない等の問題が発生します。経験から偏差値60程度の高校では純粋に受験レベルで授業はできません。実際に、授業では若干レベルを抑えて入試に必要な高校生には別で補習時間をつくっていました。

では、なぜ教科書範囲を網羅することを望んでいないかと言えば、多くの受験生が一般入試を受験するわけではないからです。むしろ、推薦入試などを受験するため内申点(評定)が下がることが問題になります。また、教員側も受験レベルで教えてしまうとテストの平均点が下がってしまう恐れがあるためです。そもそも、高校1・2年生の全国模試(進研模試・全統模試)の平均点を見れば、得点率が50%以下の点から考えれば教える量が多くなれば生徒の負担が増えると考えるのでしょう。

そもそも歴史系科目で板書して授業を展開する方法ではカリキュラム的な問題で全てを教えることが不可能でしょう。日本史の授業が明治時代程度で終わったという話も聞くが、多くの高校では「4単位+2単位」か「5単位+2単位」でに日本史Bや世界史Bを学習する場合が多いが板書を書いて写してのスタイルでは時間が足りない。そのため、文化史などプリント渡して独学で学習させることも多いが、それなら最初から授業でなくても…。

以上のことから、中学生であれば授業内容を軸に受験勉強をしていくことが効率的であるが、高校生の場合は授業内容を基礎として別枠で受験対策をしていく方が効果的である

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