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『出口のシステム現代文 私大対策編』出口汪の現代文シリーズで入試対策をするための参考書

『出口のシステム現代文 私大対策編』

出版社水王舎
著 者出口汪
価 格本体1,320円(税込み)
ページ数248

書籍について

現代文指導で有名な出口汪による現代文の基礎が学べる参考書である。第1部の理論編で読解のルールを学習して、第2部の実践編でアウトプットができる参考書である。現代文の基礎を固めたい受験生に最適な参考書である。

前作:『出口のシステム現代文 バイブル編』出口汪による現代文の基礎が学べる参考書

『出口のシステム現代文 私大対策編』の使い方

水王舎から出版している現代文のシリーズ本の1冊であり、『出口のシステム現代文 ベーシック編』『出口のシステム現代文 バイブル編』の次に取り組むべき参考書になる。出口汪の現代文の参考書は色々な出版社から販売されているが、その中で水王舎から出版してるシリーズの良い点は自学自習で学習することに最適な点である。解説が詳しく書かれているので1人で熟読して問題を解いていくことが効果的な良書である。そのため、独学で現代文を勉強しなくてはいけない受験生には最適の参考書である。

本書の内容はレビュー2と演習8から構成された参考書であるが、必ず 『出口のシステム現代文 バイブル編』を見直しながら本書を取り組むと効果的な学習ができる。現代文であっても解答方法は一定のルールになっているので、しっかりと出口式の解答が身についているかどうかを確認する必要がある。

そして、本書は私大型の入試問題は様々な出題形式がある。そのため、本書は総合力を鍛えることができる内容になっており、私大型と言っても国公立大学への入試問題にも対応できる内容なので誰もが取り組んだほうが良い内容である。

本書の重要な点は問題に正解するかではなく、解説を本文と照らし合わせながら復習しているかどうかである。本文を確認せず(自分自身がどの様に印をつけたかを確認せず)、解説だけを読むとその場では理解できるのだがアウトプットが身につかない可能性もある、自分の印と参考書で解説された内容について見比べながら読み込む必要がある。

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現代文が難しく感じる理由

現代文を解いていくと、特に受験対策をしなくても何となく問題が読めて何となく正解する場合がある。そのため、本気で現代文の勉強が遅れてしまい点数が伸びない場合がある。

その様な受験生は本文内容が難しい問題、哲学や化学など抽象的な表現の内容が出題された際に得点率が急激に下がる傾向がある。一方で、読みやすい文章の場合はそれなりの点数がとれる場合がある。これは、入試対策としては不安定な学力と言える。

実際に、受験レベルで勉強できる受験生であれば「本文内容を理解しきれないけど何が言いたいかはわかる」ようにしなくてはいけない。哲学の問題など背景を知らない中でしっかりと理解できるのは難しいだろう。一方で、問題が正解できる理由は筆者の主張が何かをしっかりと理解できるかである。そのためには本書で書かれたような解答ルールをしっかりと守りながら文章を読んでいく必要がある。

実は、解答ルール(読解ルール)を正しく読み込むことで現代文の成績が上がります。成績が伸びない受験生は解答ルール(読解ルール)を無視して読解をしているからです(もちろん、やっているつもりで終わっている場合も多い)。そのため、本書を含めたシリーズをしっかりと読み込むことで問題を解く下地が付きます。

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