出版社 | 旺文社 |
著 者 | 梅澤眞由起 |
価 格 | 990円(税込み) |
ページ | 136ページ |
掲載問題数は問題数12題(評論10題・随筆1題・小説1題)掲載であり、日東駒専や産近甲龍レベルのにゅし問題を想定した問題構成になっている。私大対策の基本として学習して欲しい参考書である。
『大学入試 全レベル問題集 現代文 3 私大標準レベル』の目標は日東駒専や産近甲龍を軸に置いているとはいえ、それぞれの大学では出題形式が異なっている。そのため、本書は入試直前に試すと言うよりは、私大入試の基礎をつくるために早めに問題に取り組む方が良いだろう。
ただ、私大入試対策と言ってもセンター試験と比べれば大きな違いはない(*ただ、共通テストでは大きな差がある)。むしろ、センター試験であれば本書よりも難しい内容の場合も多い。そのため、『大学入試 全レベル問題集 現代文 2 共通テストレベル』と並行して問題を解いても問題はないだろう。あくまで意識をして欲しいのは解き方を身に着けて(インプット)、本書の問題で実践(アウトプット)していくことが重要である。
目的としては、日東駒専・産近甲龍の問題を解けるようにすると言うより、難関大学の問題が解けるための力をつけるために基礎作りをする問題集として取り組めばよい。
家庭教師のがんば、無料体験レッスンお申込はコチラ国語の成績が伸びないと嘆いている受験生が多い。また、何となく点数が採れているために本気で復習をしない受験生も多い。実際、60点までは簡単に点数が採れるが安定して70点以上の点数を採ることが難しい科目である。そのため、簡単に10点を埋めることができると考えて復習を疎かにする受験生が多い。
実際に、学力が伸びてポイントを抑えれば理解できるレベルまで達すれば復習に時間をかける必要はないが、本書を取り組むレベルの受験生はしっかりと復習して欲しい。そのため、間違えた箇所のみ解説を読んで理解したつもりになることが危険である。まだまだ、解き方が身についていない状態にあるので解説を読み終えた後に必ず本文をもう1度見直しながら確認して欲しい。時間がかかるかもしれないが、確実に理解していくためには必要なことである。
本書は比較的解きやすい問題で構成されているため、復習も含めれば時間がかからないと思う。そのため、できれば早い段階で問題を解いて基礎力を身に着けていてほしい。