出版社 | ベレ出版 |
著 者 | 高橋一雄 |
価 格 | 3190円(税込み) |
ページ | 855+ページ |
中学生で学習する数学を1冊にまとめた参考書であり、学年ごとに問題を解いて学習することができる。会話口調のため数学が苦手な中学生でも無理なく取り組める参考書である。
『語りかける中学数学』を最初に手にした際に分厚い参考書であると感じると思います。中学生で学習する内容を全て網羅しているとはいっても分厚過ぎると感じるかもしれません。ただ、問題を解いていくと参考書のイメージは一新されます。
『語りかける中学数学』は会話調に文章が書かれていることもあり詳しく解説をしてくれています。そのため、問題を取り組んでいけば気づくのですが思ったよりも問題数が少ないと感じてしまいます。それよりも、問題が少ないと言うより解説が詳しく書かれているため少なく感じるのでしょう。問題を解いていくと、気付くとかなりのページ数を取り組んでいることがわかります。
問題の内容に関しても基礎的な内容から応用の問題まで幅広く掲載されていることがわかります。たとえ、応用問題であっても詳しく解説してくれていることもあり読んでいけば理解できる内容になっています。そのため、本書の最大の問題点は分厚過ぎる問題集であるため数学嫌いが取り組みづらい点にあります。しかし、実際には数学が苦手な受験生が取り組んだ方が効果的な参考書といえるでしょう。
また、解説が詳しすぎるためにわかっている問題でさえ解説量の多さが回りくどく感じますが、わかっている内容は読み飛ばししても大丈夫です。曖昧な知識や解らない内容を熟読しましょう(*もちろん、問題は解いておきましょう)
【進研ゼミ中学講座】数学な苦手な中学生の多くは解いている問題数が少なすぎる点にあります。もちろん、理解する必要はありますが良くも悪くも細かい内容を教えています。そのため、理解することばかり時間をかけすぎて問題を解いている中学生が少ないように思えます。
たとえ、公式を覚えたとしても問題を解いていって確実に覚える必要があります。1題や2題の問題を解いて見につくでしょうか?あるいは、計算速度を上げていく必要があるため類似問題を多く解いて方が数学は伸びます。類似問題を解いていけば、わかっているのに時間の無駄と感じる人もいるでしょうが類似問題を解き続けることが学力を伸ばすカギになっています。もちろん、定期試験対策でも重要ですが高校入試対策に有効になります。
本書を使用して何周も学習すれば数学を得意科目にすることができます。