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【大学受験対策講座】日本史B-011「古代国家4」天智天皇~壬申の乱

日本史B 大学受験対策

はじめに

共通テストや難関私大対策になる大学入試対策を講義していきます。日本史Bは追い込みができる科目と考えている教員や高校生も多いですが、私立大学で言えば数学と同一配点の重さがあります。決して、楽な科目ではないで早めに取り組んでいくことを覚えましょう。

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古代国家4

では、最初に毎度のパターンですが天皇の順番を確認しましょう。次の空欄に入る語句はわかりますか?

(  )→安閑→宣化→(  )→敏達→用明→(  )→(  )→(  )→(  )→(  )→(  )→天智

どんどん人数が増えてくるから難しく感じますが、実は覚えようと思えば以外に簡単に覚えられます。問題では天智天皇の治世に起きた出来事として正しいものを選びなさいと出題される場合があります。選択肢で①仏教が伝来(欽明)、②磐井の乱(継体)、③白村江の戦い(斉明)、④何が書いているかわからない、この様な場合であっても④が消去法で正解になります。つまり、難関大学では消去法は必ず使用するのでしっかりと順番を覚えましょう。

では、天智天皇ですが中大兄皇子が近江大津宮で即位をします。当時は、白村江の戦い(663年)に大敗した状態にあり内陸部に都を遷都(水運で難波につながっている)して立て直しが始まります。詳細は不明(実効性)ですが、近江令が初めて作られます。令は行政法や民法を意味しており国家の基礎が出来上がります。

令(行政法)ができることの何が重要なのか疑問に感じる高校生も多いでしょう。もし、行政法がなければどうなりますか?例えば、高校生の皆さんでもわかるように高校で考えれば生徒指導部や進路指導部など学校の組織として出来上がっています。それらの大枠を軸に教員が配置されていますが、もし、それらの組織がなければ?生徒が問題行動を起こしたら誰が対処しますか?大学からの来客が誰が対応しますか?生徒は受験指導を担任以外の誰に相談しますか?色々と問題がでてくるでしょう。その場その場で人を配置していたら物事が進みません。そのため、令(行政法)はそれらの大枠をつくられたものです。そのため効率的に組織を運用できるだけでなく、恣意的に組織を変えることを防ぎます。つまり、組織を維持するのに重要な役割があります。

また、改新の詔で戸籍をつくることが決まっていましたが、670年庚午年籍を初めて戸籍が作成されています。白村江の戦いの影響で徴兵などの必要性もあり戸籍をつくることが必要となりました。また、670年は法隆寺が焼失した年でもあり、再建かどうかが永らく争われていましたが若草伽藍跡の発掘により再建されたことがわかりました。

*年号・・・670年(ろく名を残す戸籍)

ちなみに、中臣鎌足は亡くなり、生前の功績から藤原の姓を授けられます。この藤原が後の藤原道長などにつながっていきます。

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天智天皇が亡くなった後に大規模な内乱が発生します。それは、壬申の乱(672年)と呼ばれるものです。

*年号・・・672年(ろくな2人ではない争い壬申の乱)

では、何が起きたかなのですが、天智天皇の弟である大海人皇子は後継ぎ争いで身の危険を感じていたこともあり自ら隠居して吉野で暮らすことを決めました。そのため、天智天皇の子である大友皇子が後継ぎになるのですが、問題が発生したのは天智天皇が亡くなってからです。

天智天皇が亡くなると後継者に名乗りをあげたのは吉野で隠居していた大海人皇子です。ただ、隠居の身であったために味方が少なく一旦は東に逃れます。そして、美濃・尾張で地方豪族を味方にすると近江大津宮に攻め込み大友皇子を滅ぼすことに成功します。

この争乱の影響は大きく、いわゆる中央貴族の多くが大友皇子の味方をしていました。隠居した大海人皇子が争乱に勝利すると思えなかったのでしょう。そして、敗北した中央貴族は没落をすることになります。そのため、古代より続く有力者が没落して天皇に権力が集中することになります。

ちなみに、古代の三関と言われる関所は、鈴鹿関(伊勢)・不破関(美濃)・愛発関(越前)であり、それを超えると未開の土地ぐらいの感覚になります。

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