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不登校の経験者であっても大学受験で逆転合格ができる理由【進路・小中学生】

勉強の遅れを取り戻すことは可能

はじめに

小中学校で不登校になっている小中学生は増加傾向にある。学校に通っていないことで授業を受けずに、自宅でも勉強していない場合がある。そのため、基礎学力が身についておらず大学受験などで苦戦する場合も多い。では、不登校を経験した高校生は逆転合格が難しいのか?を考えていきたい。

登校の生徒は増加傾向にある

小中学校での不登校児童数に関しては増加傾向にある。小学生で0.83%の割合だが中学生では3.94%になりクラスに1人~2人は不登校になっていることがわかる。

文部科学省の調査でわかるように、不登校児童は増加傾向にある。もちろん、少子化の影響で児童数が減少する中で不登校児童数の増加は見た目の印象以上のインパクトがある。

一方で、不登校児童は学年が上がるにつれて上昇する傾向があり、社会的な課題になっているのは確かである。

出典:文部科学省「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

不登校の原因は様々な要因があり、価値観の多様化、ストレス耐性の弱体化、人間関係、モチベーションなど複雑な要因がある。また、フリースクールや別室登校、スクールカウンセラーなどサポート体制が増えたことで不登校気味から不登校になった場合もあるだろう。実際、一昔前であれば学校に休めるのは余程の熱がある時だけだったが、最近は簡単に欠席する児童も増えている。

では、不登校児童の問題点は学力の遅れが発生する点である。一方で、小中学生で不登校になった児童も高校では学校に通えている場合が多い点に注目する必要がある。

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不登校生徒の最大の問題点は学力の遅れ

偏差値45未満の高校で授業を教えていると感じるのは不登校を経験している高校生の多さである。全体では1.88%なので40人学級であれば1人~2人程度が不登校を経験していることになるが、偏差値45未満の高校ではかなりの割合で不登校を経験している印象である。そのため、学校に通ってなかったと聞いても特に何も感じないレベルである(*高校では欠席がない状態で通っている)。教員も不登校だったかどうかを確認しているわけではないが、会話の中で不登校であったことを知ることが多い。

ただ、偏差値45未満の学校で多いと書いたように学力面で不安視があることがわかる。もちろん、高校受験では内申点もあるため不登校になっている段階で内申点が大幅に低く偏差値が高い学校に行きづらいことはある。以前の相対評価の際には不登校生徒は5段階評価が1でくるのでわかりやすかったが、最近は絶対評価のため別室登校などでも1にならな場合も多く不登校かどうかわからない場合も多い。

そのため、不登校生徒の場合は義務教育レベルの内容を理解していることが多く勉強面で苦しむ場合が多い。ただし、高校での授業は生徒に合わせた指導なので難しくないが、大学入試になると厳しい面が出てくる。では、不登校であった児童が大学受験で成功することが難しいのか?答えは、十分逆転合格ができるである。

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大学受験で成功するために必要なこと

不登校を経験している高校生で最大の壁となるのが数学と国語である。正直、数学に関しては積み重ねが重要な点もあるため簡単に学力を上げることはできない。そのため、数学は最初から諦めた方が良いと考えている。例えば、7+8は指で数えるや12+25なら筆算を書いて答える高校生が大学受験レベルに到達できるのに時間がどれだけかかりますか?ここまでなくても、明らかに大学受験レベルの内容(高校内容)の学習をするまでに時間がかかる。そのため、国公立大学を諦めて私立大学に絞って大学受験を取り組めば良い。上述の生徒も偏差値69~71の難関私立大学に特待生合格をしている(もちろん、一般入試受験で合格)。仮に、国公立大学を諦めたくないなら小中学数学から見直せばよいが思ったより大変になるだろう。

次に、国語に関しては半々である。一般的な高校生の能力がある(漢字程度は弱い)場合もあるが、明らかに言葉を知らなすぎる高校生がいる。言葉を知らないから文脈把握もできない場合がいる。この様な子ども達は、国語の勉強をすると言わず、日本語の勉強をすると言ってくる。一方で、古文などは比較的早く身につくことがあることから、小中学校での学習の漏れを痛感することになる。

一方で、英語に関しては中学生範囲の内容を学習していないとしても、思ったより早く習得することができる。要は、英語の学習が本格的になるのは中学生からのため3年間の学習不足は早期に取り戻すことができる。

結果、英語を重点的に勉強しながら国語(語彙力を増やす)を学習すれば良い。選択科目は高校2年生の後半からでも間に合う。そのため、私立大学であれば難関大学への逆転合格は可能である。

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通信制高校は効果的なのか

N高校で代表されるように通信制高校の人気が高まっている。もちろん、全日制の高校に通っていたが進級が難しくなって転学して卒業を目指す場合がある。例えば、別の通信高校であるが、自クラスの生徒が不登校になり欠席数が100ぐらいになり進級は不可能な状況になっていた。そのため、原級留置になるよりは転学して進級する方向で話が進み、11月末に通信制高校に転学をした。普通に考えれば、同じように進級することは難しいが同じように進級して卒業をしている。卒業後に当時のお礼と挨拶に来た際に話してわかったことである。

実際に、単位制の高校にいた際は大検を適当に数を受けてとれれば単位数をとれるなど全日制では考えられない様な制度は多かった。そのため、リ・トライの場やスポーツのプロ(遠征が多い)などの高校生にとっては有効である。一方で、学習効果は高いかと言えば、受験に関する内容ではなく興味を持つような内容(=作業の多い内容)が多く受験に直結はしていない。ただ、自由時間が多いことから自学自習で受験勉強はしやすい環境にある。

結果、通信制高校にいきなり入学しなくても全日制高校が駄目なら方向転換できるぐらいの感覚で良いだろう。

そして、不登校を経験している子どもであっても勉強がやり直せる(できる)ということを実感させてあげれば大学入試で逆転合格も可能である。

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