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子どもの学力を下げている要因から勉強のコツを考える【小中高生・進路】

学力が二分化している可能性が高い

はじめに

子どもの学力低下が問題視されており、ニュースなどでも取り上げられる機会が増えてきた。実際、大学生でさえ小学生程度の学力しかない場合もある。そのため、学力が上位層と下位層で大きく差が生まれていることがわかる。この学力低下の原因を考えることで勉強のコツを考えたい。

携帯電話の便利さが学力低下の要因

現代社会では携帯電話はなくてはならないものである。そのため、携帯電話を持つなと言うのではなく、使い方をしっかりと考えておきたい。なぜなら、携帯電話の使用時間が大人が考えるよりも長時間使用しているからである。

対象1日の携帯電話の使用時間
小学生2.5時間(小6携帯保有率31.6%)
中学生2.8時間(中3携帯保有率55.2%)
高校生5.7時間(高1携帯保有率91.3%)
2019年資料

表にすれば驚くかもしれませんが、高校生では1日平均5.7時間も携帯電話を使用しています。保有率を見れば高校で携帯電話を持たせる場合も多いのでしょうが、携帯電話の使用時間が大幅に増加している点から適切に携帯電話を使用しているとは言えません。

このことから、携帯電話の使用時間が長すぎるため勉強に時間をかける子どもが減ったことは間違いありません。もし。携帯電話使用時間の5.7時間のうちで1時間でも勉強に使えば学力は大幅に上がるのでしょうが…。携帯電話への依存度が高いほど勉強に費やす時間が減るため学力低下につながることは間違いありません。

さらに、ICT教育の展開はさらにインターネットなどの接続時間が増え可能性はあるでしょう。そのため、適切な携帯電話の使用が出来ているかが学力を上げる要因になります。

受験指導をしていると、勉強が終わった瞬間に携帯電話をさわってSNSやLINEの確認をしている場合が多いです。さらに携帯ゲームをしている場合もあり、目に見えない時も使用しているだろうと感じる。そのため、携帯電話に依存度によって学力は大きく変わってきます。

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新しい学力いが子どもの学力を下げる

大学入試改革では「学力の3要素」(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)を多面的・総合的に評価するものへと変更された。いわゆる、「知識・技能」と言われるのは従来の学力を意味しているが、問題となるのは 「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」 である。

大学受験指導をしていると、難関大学の受験指導では単純な知識・技能だけでなく思考力などがないと解けない。また、国公立大学や難関私大では受験計画や勉強方法など日常生活から思考力や判断力が問われるシーンが多く、センター試験から共通テストに変更しなくても従来の入試問題で十分思考力も判断力も必要であった。では、問題があると感じたのは思考力などを求め過ぎている点である。

入試改革の影響もあり、アクティブラーニングを授業内で取り入れることが主張された。あまりにも意味が解らず、アクティブラーニングとは何かを質問した際に、思考力があれば全てがアクティブラーニングになると言われました。では、従来の授業をして生徒が考えながら授業を聞いていてもアクティブラーニングになってしまう。だけど、グループで何かを取り組まないとアクティブラーニングぽくないとのことで、とりあえずはグループで何か作業をさせているだけの場合が多い。そして、気が付いてほしいのは「授業を聞く時間を削減してグループ作業を増やしている」点である。子どもにとってグループワークの方が楽しいから授業は面白く感じるが、必要な知識を教え込む時間が減っているのが気になる。

実際に、アクティブラーニングの研究授業では素晴らしい授業が展開されている場合がある。でも、内容は普通の高校生では理解できる内容ではなく、基礎学力がしっかりと身についているからこそできる内容である(偏差値70程度の高校)。一方で、多様校(偏差値50未満)でアクティブラーニングをみると作業かな?と思えることも多い。以前、大学からの訪問で同志社大学がラーニング・コモンズを導入しているが、それは学力がないとできないと言っていたのを思い出す。

結果、思考力・表現力を重視するために知識・技能を軽視しすぎている点に注意がいる。

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学力をスポーツで考えてみる

中高生では毎日部活動をしている場合が多い。一方で、勉強に関しては毎日取り組んでいる中高生の方が少ないが、どちらも同じである。例えば、筋力トレーニングもしばらく間をおくと筋力低下をするように、学力もしばらく勉強をしないと学力は下がる。そのため、どちらも同じような内容である。

例えば、私は昔はハーフマラソンなどに出場していたことがあったが、マラソンなら走れば良いだろうと考える人も多いだろう。でも、実際には足ではなく背中がしんどくなって背中を鍛えないといけないと考える。この様にスポーツでは色々なことが複合的になっているが、それは勉強も同じである。英語の勉強していれば点数が伸びると思っていても、英文の中で化学や歴史についての内容が問われることがある。実際に、その様な英文が出題されたことがあるが光合成をしらないために選択肢を間違えたことがあった(*高校3年生で光合成を知らないのは問題だが…)

この様に考えると、全国大会を目指して高校生の間は休みなく部活動に取り組んでいる点を考えれば、それぐらい時間をかけて受験勉強をしている高校生は少ないだろう。

そして、スポーツが上達するには思考力が必要ですか?実際には、「実践」してから「思考」になると思います。足をあげる角度はどうかとか、食事はどうすべきかとか、トレーニングの日程はどうすべきか、と考えるのはある程度力がついた選手だけだろう。最初は、顧問などの指示に従いながら実戦で基本的な力をつけていくだろう。同じように、勉強では暗記や問題演習が実践になる。その実践を土台にして初めて思考力が生まれる。そのため、実戦を軽視した授業が増えたことは学力低下の要因になるだろう。

もし、「実物大のガンダムをつくってください」と言われたらつくれますか?どれだけ考えてもつくれないでしょう。でも、物をつくる知識があれば考えてつくれるかもしれません。それぐらい、知識は重要です。

最後に、よく考えればアクティブラーニングなど効果的に取り組めている高校や大学は偏差値が高い学校に多いです。ということは、学力の高い子は学習塾に通っていた場合が多いことを考えれば、何に依存しているか考えてしまいます。余談ですが、偏差値35~37程度の高校(留年率42%程度)で教えた際に言われたのは授業をするのではなく作業をしてくださいでした。今でいうアクティブラーニングでしょうが、なぜ、その様な授業を勧められたかは教壇にたてばわかります。

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