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部活動と受験勉強の両立は可能なのか?【進路/中学生・高校生】

部活動も受験勉強も両立するためのヒント

はじめに

文武両道と簡単に言われるが、部活動と並行して受験勉強をすることは大変である。そのため、どの様な点が難しくて、どの様に対応するかを考えたい。

部活動の加入率は低下傾向が続く

昔であれば、中高生は部活動に入っているのが当たり前であったが最近は価値観の多様化などの影響もあり部活動の加入率が低下傾向にある。そもそも、部活動と一言で言っても週7練習がある部活から週1回も部活があるかどうかわからない部活を合わせても減少傾向が続いている。

高校生では部活加入率は約5割を下回り、中学生も約7割程度まで下がっている。特に、コロナの影響で更に部活加入率は下がっている。さらに、加入する部活も高校では軽音楽部やダンス部などの文化系に人気があり、運動部の人気は低下傾向にある。

ただ、部活動に加入しない理由は勉強を優先したいとの理由で加入しないのではなく、価値観の多様化が要因である。そして、中学校などの部活動への教員負担などを考えれば今後も部活加入率が増加に転換される可能性は少ないだろう。

さて、部活動に加入するメリットは何だろうか

  • 体力がつけられる
  • 達成感を感じることが出来る
  • タームワークを学べる
  • 友達づくりができる
  • 技術を身につけることができる
  • 人間関係を学べる
  • 上下関係を学べる

逆に、部活動に加入するデメリットは何だろうか

  • 家族で過ごせる時間が減ってしまう
  • 成績に影響してしまう
  • 人間関係
  • 自由時間が減ってしまう
  • 金銭的な負担が重たい

当然、部活動に関しては、どの部活に入るか?顧問の理解度は?部活動の内容は?等の種類で大きく変わる。ただ、大きなメリットは人間関係を形成しやすい点にあり、デメリットは自由時間が減ることで勉強時間も減る可能性がある点である。ただ、これも週7練習している部活動などでは部員間では交友関係があるが部活外のクラスメイトとは関係が薄い場合がある。一方で、自由時間が減ることが問題と言いながら自由時間があれば携帯電話等に時間をかけて勉強時間に使う時間は少ない等の問題がある。そのため、もう少し細かく考える必要がある。

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内申点を意識される部活動

部活動は特別活動の1つになっており学校の成績と同じ様に評価されるものではない。それでも、内申点を気にして部活動に加入している中高生も多いのは事実である。

確かに、部活動加入していると入試成績で加点されたり、合否判断の材料にされることも多い。例えば、大阪府の公立高校であれば、合格は上位から定員の90%までは入試成績と内申点(5段階評価)で決まり、残りの定員の上位90%~110%の生徒は審議対象生徒(ボーダーライン生徒)から合格者を決める。その審議対象生徒の中から合格者を選ぶ際に高校ごとの考え方に基づいており部活動の加入が合否に影響があるとすればこの点ではないか。

関連記事:【中学生・進路】令和4年度大阪府立高校入試の受験情報

ただ、普通に上位90%以内の学力があれば問題ないのだが…。一方で、大学入試では学校推薦型入試などで内申点として中堅私大程度までで加点方式で入試に影響がある場合がある。例えば、全国大会に出場で○○点、主将で○○点、3年間部活を加入していれば○○点という形である。はっきり言えば、不公平感がある入試方式であり週1回の部活動でも週7回の部活動でも同じ点数になってしまう。

例えば、ある部活は競技参加人数が少ないこともあり出場すれば近畿大会出場が決まったケースもある。この様に、マイナー競技の方が加点をとりやすく、メジャー競技ほど加点がとれない場合がある。また、履歴書や調査書に書くために在籍だけさせている場合もある。

しかし、大学受験では部活動の内申点が関わってくるのは中堅私大程度なので、その場合は学校推薦型入試でなく総合選抜型入試(旧AO入試)で合格すれば良いので意味がないかもしれない。

結果、中学生も高校生も内申点を気にして部活動をする必要はない。それよりも、人間関係や競技を楽しむ方が良いだろう。

中学講座

中学生と高校生では文武両道の難易度が違う

中学生は学校の授業で全範囲を学ぶことになります。そのため、一見すれば範囲が広いように思えますが実際には学習範囲は少ないです。一方で、高校では学校ごとに学ぶ範囲は違います。そのため、高校のテストで成績が良くても入試レベルには一切届いていない場合があります。実際に、偏差値60程度の高校でも入試レベルの内容で通常授業を行うことが不可能です(定期試験の平均点が大幅に下がるため)。このことがわかるように、高校では学習範囲が多いです。以上のことから、中学生は文武両道をしやすい環境にありますが、高校生は文武両道をしにくい環境にあります。

そのため、中学校と高校では部活動に以下の違いがあるでしょう。

内容中学生高校生
部活動の時間放課後2時間程度放課後2時間~3時間程度
通学時間比較的近い電車通学も当たり前である
学習内容範囲は狭い範囲は広い
クラスメイト周りも受験生一般入試を受験するのは少数派の場合あり

この様な表にするとわかるのですが、単純に中学生に比べて高校生の方が勉強範囲が多くなるにも関わらず、勉強する時間が少なくなる。さらに携帯電話の保有率が高校生では大幅に上昇することもあり勉強する時間がないことがわかえる。

そして、一番の問題はクラスメイトの環境である。中学生はほぼ全員が高校受験をすることもあり全員が受験者という意識がある。そのため、顧問なども含めて受験に対する理解度がある。一方で、高校では一般入試を受験するのは少数派である。進学校であれば一般入試の受験生が多いが中堅校以下は一般入試の受験生は少ない。そのため、受験勉強に対する熱が少なく、周囲の理解もない。だから、部活だけやっていれば良いと考える人も多い。

実際に、高校3年生の4月に一般入試で受験勉強を頑張りたいと言ってくる生徒がいたが部活動との問題が存在する。部活動との両立は難しいと言うが、「大丈夫です。顧問の先生も理解しています。6月の大会が終われば受験勉強に100%集中できます」と簡単に言うが、そもそも無理な話である。なぜなら、大会終了後も自習室からいなくなったと思ったら部活の集合に行っていた(前後30分ぐらいいなくなる)や夏合宿に行かないといけない、後輩の指導をしないといけない、オープンキャンパスの手伝いに呼ばれた等のことは多い。顧問に言っても受験勉強を理解していない場合も多い。そうすると、公平に見ていると受験勉強だけに集中している学生に合格して当然だろうと思っても仕方がないことである。実際に、単純に勉強している時間が違い過ぎる。

以上のことから、中学生では文武両道は可能であるが高校では難しい。高校入学時は優秀な生徒であっても大学進学時は想定より大幅に下の大学に進学している場合がある。

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部活動と勉強を両立するために

部活動と勉強を両立するためには、日常から30分でも1時間でも勉強をする1年生の段階から取り組めるかである。中学生であれば学習塾に通うのでも良い。学校の宿題とは別に勉強時間を速い段階から取り組めるかが重要である。

一方で、高校生では学習塾に通っている割合も少ないことを考えれば早い段階から目標を決めるべきである。例えば、国公立大学を志望するなら英語・数学ⅠAをメインに勉強する必要があるし、私立大学を志望するなら英語をメインに勉強しよう。もし、どちらかわからない場合でも英語を中心に勉強すれば良い。

高校1年生から1時間~2時間の学習をする癖をつけておけば高校3年生で追い込みをかけることができる。一方で、部活動の中には引退時期が8月や10月の場合もある。特に、一般入試を受験する生徒が少ない学校では受験生を優遇してもらうことがないから注意がいるかもしれない。共通テスト1週間前に高校3年生(共通テスト受験生)を部活動行事に参加させようとしている場合もある…。

もし、受験勉強と部活動を両立させようと思うなら勉強時間を確保することを早い段階で覚えよう。ただ、今は携帯電話を触る時間を制限すれば時間確保は簡単である。

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