テレビCMなどで放送回数が多いスタディサプリであるが、実際に受験勉強に役立つかどうか疑問に感じている中高生も多いのではないだろうか?そのため本当に効果があるかどうかを考えていきたい。
スタディサプリは聞いたことがあるけど実際にどの様な内容か知らない中高生や保護者も多いだろう。まずは、その点を考えていきたい。私自身が実際にスタディサプリと関わったのは、スタディサプリが配信され始めた時期からである。リクルートからの売り込みで授業外補習などの提案で色々と検討をおこない実験的に導入もしている。当時は、wifi環境も一般的でなかったために今よりの自由に携帯電話で映像が見れる感じではなかった。そして、検討していく中で色々と考えさせられた。
まず、スタディサプリの最大の魅力は利用料金の安さである。価格も以下の通りである。
学年 | 1年一括支払い | 月払い | 個別指導 |
小学生講座 | 1815円 | 2178円 | ― |
中学生講座 | 1815円 | 2178円 | 10780円 |
高校生講座 | 1815円 | 2178円 | 10780円 |
学習塾や予備校などに通っている場合を考えれば圧倒的な利用料金の安さに驚くのではないでしょうか。高校によっては放課後補習の代わりにスタディサプリを強制的に加入させている場合もあります。この料金設定の安さから利用者が増加していることがわかります。
そのため、学習塾や予備校に通っている生徒もとりあえずはスタディサプリに申し込んでいる場合も多いです。1年間一括で支払えば21780円ということもあり、申し込んでいる人も多い。どの様な講座があるかは無料体験で確認したら良いでしょう。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。スタディサプリは基本的には映像授業になります。授業で使用するテキストも印刷が出来ることもあり、参考書代金を削減することにもつながります。授業の内容はレベル毎に多数用意されている点も魅力があります。テレビCMなどで「5分間の神授業」と言われるように動画の本数は多く演習問題も1万問以上掲載されています。そのため、どの学力層にもあった授業内容は準備されている点でも魅力的です。
実際に、スタディサプリが始まった頃でも動画本数が多かったのですが打ち合わせをするたびに本数が増えており、今ではかなりの動画が準備されています。
基本的には映像を自分で選んでみて学習するのですが、プランを変えれば個別指導コースもあり担当コーチがついて学習をサポートしてくれます。こちらのプランも基本的に映像授業ですがフォローをしてくれることで学習意欲が低い生徒でも勉強を続けられます。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。スタディサプリを単純な学習塾や予備校の代わりとして考えない方が良いでしょう。イメージ的には以下の感じではないでしょうか?
費用面ではスタディサプリが圧倒的な有利点がありますが、自分で動画配信を見ながら学習スタイルは家庭環境によって大きく左右されます。例えば、コロナの影響でオンライン授業が実施され問題点が浮上しましたが、学習環境が整った部屋が自宅にあるなら問題はないでしょう。しかし、その様な環境でない場合は勉強空間でない状態で学習しても効果が望めない場合があります。隙間時間なら丁度良いでしょうが。
そのため、イメージ的にはスタサプと市場争いをしているのは東進のような映像系予備校(塾)の感じがします。そのため、学習塾や予備校を辞めてスタサプ1本で勉強するのは大きな決断になるかもしれません。一方で、映像系予備校(塾)との大きな差は家庭で勉強するか外部で勉強するかの違いです。当然、外部で勉強した方が集中できる人が多いのではないでしょうか。
ただ、自宅の近くに自分に適した塾や予備校がない場合はスタサプで良いかもしれません。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。スタサプを試験的に導入した際に一番悩まされたのはマネジメント力になります。動画の本数が多いために何を見せれば良いか?それを考えることが非常に難しかったです。もちろん、モデルプランなどがありますが、実際の理解度は異なってきます。とは言っても、教員側が全ての動画を見るのは時間的にも厳しかったです。このことから、スタディサプリの効果的な使用方法は2つのパターンが考えられます。1つは、自分自身で計画的に学習できる意欲がある生徒。2つめは、自分の苦手分野だけピンポイントに学習する目的がある生徒。
まず、自分で学習計画が立てられ予定通りに勉強が出来る生徒ならスタディサプリほど効果的な教材はないでしょう。特に、映像授業系は学習意欲が高いと効果はありません。もし、自信がないなら個別指導プランなどに切り替えましょう。実際に、試験的に導入した際には受講生も学習意欲が低いこともあり、ただ映像を見ているだけの時間になり学習効果が高くなりませんでした。そのため、途中で個別指導も併用して取り組むようにしたのですが、正直学習意欲が低い生徒はスタディサプリは向かない点があります。そのため、鍵となるのがマネジメントされているかどうかでしょう。
2つ目に学習意欲が低い生徒であっても、苦手分野だけに特化するなど+αの教材としてはかなり優秀でしょう。CMでも受験生の2人に1人が取り組んでいると書かれているが、要は併用して使用している場合が多いのではないでしょうか。そして、案外これが効果的な学習方法なのでしょう。実際に、受験指導している生徒の中には自宅用にスタディサプリを契約して空き時間に学習している場合もあります。
以上のことからスタディサプリを上手に使えば効果的な学習が出来る。
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