受験勉強で伸びない生徒の特長を考えながら、効果的な学習をするための材料を見つけるために何が重要かを考えていきたい。
そもそも過去問は問題数が限られていることもあり、計画的に問題を解いていかなければいけない。それにも関わらず、「途中までしか解いていません」「やる気でなかったので適当です」「時間を測っていません」など、普通では考えられないことを言う受験生がいます。この様な受験生は成績が伸びない傾向があります。
そもそも、過去問を真剣に解けない段階で志望校に対する思いの低さがわかります。普通は、志望校の過去問であれば嫌でも意識するはずなんですが…。そのため、普段の勉強から少しづつ真剣さが欠けているから成績は伸びづらいでしょう。
よく、時間を測らずに問題を解く受験生もいますが、時間がかかってもどれくらい時間をオーバーするかを知ることで改善策が見つかります。これらは、過去問を解き始めたことには有効な手段です。一方で、後半は時間内で終わらせることを意識しましょう。入試問題は限られた時間で問題を解くことに意味があります。例えば、共通テストなどは時間制限がなければ誰もが点数が高くなるでしょう。でも、時間制限があるからこそミスや焦りなどで点数が下がります。そのため、時間内で終わらせることが重要です。
以上のことから、過去問は本番のつもりで解く必要があることです。
河合塾品質のAIオンライン学習教材 【河合塾One】受験勉強をしていない高校生が「○○大学に行きたいです」と先生に相談した際に、いきなり「じゃあ、現状の学力を把握するために過去問を解いてみよう」と言い出して昨年度の過去問を解かせようとする場合もあります。
まず、受験勉強もしていない段階で過去問を解かせる意味はないでしょう。単純に時間の無駄なだけでなく、過去問を浪費するだけになります。そもそも、参考書をしっかりと調べている教員であれば何を取り組めばわかるのですが…。
そのため、もう1度過去問を解く重要性を意識してください。必ず、本番と同じ気持ちで問題を解くようにすれば効果的な学習が来ます。