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私立高校選びで間違ってはいけない学費以外の費用について【中学・高校入試】

メリットとでデメリットを考える

はじめに

保護者からすれば高校進学後の費用がどれくらい負担があるか関心がある所です。でも、国の支援金や都道府県が実施の支援金など制度は複雑でわかりにくいでしょう。では、私立高校を選ぶ際に間違ってはいけない費用に関して考えてみましょう。

学費の負担と諸経費の負担を考える

公立高校と比べて私立高校の方が費用が高くなると考えている中学生や保護者が多いのは間違いありません。でも、大阪府などは私立高校の学費無償化をしていることから授業料は公立高校も私立高校も実質的な負担が変わりません(*無償化は所得制限もあるので全ての人とはならない)。それでも、3年間のトータルでは私立高校の方が費用は高くなります。その原因は学費以外の負担額が私立高校の方が高くなる傾向があります。

わかりやすい点で言えば、修学旅行費などは公立高校では10万円程度になる一方で、私立高校では10万円程度~40万円程度まで幅広い負担になっています。この様に、諸経費とは通常の授業代以外に生徒が使用する金額になります。これは、公立高校より私立高校の方が負担が大きくなる傾向にあります。ただ、金銭的に安い=生徒が楽しいにはつながりません。実は、高校生が受験している進研模試(進路マップ)などの業者が実施する模試(実力テスト)は料金は諸経費として徴収されています。

例えば、校外学習で使用できる金額も公立高校と私立高校では差があります。例えば、公立高校の場合は嵯峨嵐山のトロッコ列車の代金が学校から支払いましたが、現地までの交通費や食事代などは生徒負担でした。一方で、私立高校で行った場合は「嵯峨嵐山トロッコ代金+天龍寺拝観料金+食事代(1000円)+交通費補助(500円)」を支給しています。そのため、同じような場所に行っても生徒の満足度は変わってきます。以前、ある公立高校の先生に聞いたら、「万博記念公園で遊ぶ(内容は自由だが自己負担)」に対して私立高校では「万博記念公園で太陽の塔の中に入る+バーベキュー+万博公園で遊ぶ」など格差を感じることがありました。もちろん、私立高校の方は費用負担が重いですが、明らかに満足するのは私立高校ではないでしょうか?

重要なことは、諸経費の使用方法が納得できるかどうかを考えてみてください

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私立高校同士で諸経費を考えてみる

公立高校は諸経費が少ないメリットはあるのですが、入札などで業者を選定することもあり安かろう悪かろうになる場合もあります。一方で、私立の中でも諸経費の金額に大きな差があります。私立高校の中に色々なイベントを盛りだくさんにしてアピールしている場合もあります。例えば、ヨーロッパに修学旅行に行くとすると他校に比べて20万以上の差が生まれる場合もあります。また、同じようなコースであっても年間10万程度の差がある場合もあります。と言うことは、3年間で30万円程度の差がありますが、本当に意味あることに諸経費が採られているのでしょうか?

例えば、共通テストの影響で英会話(オンライン英会話を含めて)やALTを実施している高校は増えています。それが、どれくらいの費用がかかっているかを知っている高校生はいません(なおさら、中学生が知るわけもありません。では、どれくらい英語の力が伸びたのでしょうか?多くは共通テストがあるからアピールポイントとして導入している場合もあります。また、進学系のクラスでは勉強合宿なども実施して指導に丁寧と思いたいたが、もちろん費用は支払っている。そのため、イベントが多くなるのが私学の魅力であると同時に費用の負担もある。でも、芸術鑑賞など公立高校の時には映画館に映画を観る(公共施設で映画の場合もアリ)と比べて梅田芸術座で本物の演劇を観る方が良いだろう(座席によってはS席の場合もある)

このように、単純に学費だけで高校を比べるのではなく、諸経費の負担がいくらかも考える必要がある。そのため、イベントが多くて楽しそう=費用負担もあることになる。ただ、学校のオリジナリティが発揮できている学校も多いので、そのポイントで学校選びをしても良いだろう。

最近では、コロナの影響で修学旅行がどの様な行程になったかを比べれば良いだろう。実際に、修学旅行は業者がある程度行程を決めているため、教員からすれば難しくない状況であるが、コロナの影響で延期や対策などでオリジナリティが出ている。制限された中で生徒を楽しめる企画をした学校は教員の発想力があるように思える。例えば、コロナ対策を軽視している学校もあれば、コロナ対策を厳重にしている高校もある。その中で生徒のことを考えた行動が出ているかどうかである。

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